アンネ・フランクがナチス・ドイツから逃れるための隠れ家で綴った「アンネの日記」はあまりにも有名です。アンネの死後に書籍化され、世界的なベストセラーにもなっています。
しかし、その日記の中には「茶色の紙」が貼られて内容がわからない2ページがありました。そして、そのページが最新のデジタル技術によって解読された結果、そこには微笑ましくもリアルな、思春期の女の子らしい「下ネタ」の記載があったことがわかりました。
「下品なジョーク」を書きます
「ダメになったページに下品なジョークを書きます」と前置きして書かれたこの2ページ。中には当時13歳だったアンネの「4つの性的なジョーク」と、33行以上にわたる「性」や「避妊」や「売春」に関する記載がありました。このような記述から、好奇心が強かったり少し「おませ」であったアンネの素顔が浮かび上がります。
たとえば、「妻がブサイクすぎて、セックスをしたがらない男」といった記載や、中には「なぜドイツ軍の女がオランダに来ているかわかる?兵士のマットレスになるためよ」といった皮肉たっぷりなものまで。
そういったジョークに続けて、アンネは「性」について触れています。そこでは、「生理は男性と関係をもつ準備ができた証拠。だけど結婚するまで、そんなことはもちろんしないわ」といった女の子らしい記載が確認できます。