栄養を吸収して108日間泳ぎ続ける

まるで魚と同じように遊泳していますが、どのような仕組みで魚ロボットは規則正しく動いているのでしょうか?
答えは心筋の性質にありました。
心筋を構成する細胞には物理的な「伸び」を感知して内部のイオン濃度を変化させる性質(イオンチャンネルの解放)が存在します。
イオン濃度が変化すると今度は心筋は収縮に転じます。
この魚ロボットは2枚の心筋を張り合わせることで左右交互にイオン濃度が変化して、伸びと収縮を繰り返すので、まるで魚が尾を振るように動き続けるわけです。
また研究者たちは魚ロボットの泳ぐ水槽に糖などのカロリーを与えることで、遊泳期間を最大で108日間持続させることに成功しました。
この結果は、魚ロボットに植えられた心筋が外部からエネルギーを摂取して、活動源に変換できることを示します。
しかしより興味深い点は、この魚ロボットに起きた「成長」にありました


























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