「意味のあるマーク」を使えば、他の動物も自己認知できる?
また、従来のマークテストが、各動物にとって意味のない形だったのに対し、本研究はホンモノの寄生虫に酷似するマークをほどこしました。
同様の実験で、動物が気になって仕方ないようなマークをつけたのは今回が初です。
この成果は、これまでマークテストに不合格だった動物も、意味のあるマークを使うことで合格できる可能性を示唆します。
幸田教授は、次のように指摘します。
「意味のある生態的マークを使えば、もっと多くの動物が鏡に映る姿を自分だとわかることが示されます。
ヒトだけが自己意識を持っているという従来のヒト中心の世界観・動物観が、今後大きく変わっていくことが期待されます」

研究チームは今後、「鏡像自己認知がどういった認知プロセスでなされるのか」について解明していく予定とのこと。
多くの動物がヒトと同じように自己認知できると証明されれば、動物愛護の考え方も大きく変わってくるでしょう。