史上最大のベルナーディネッリ・バーンスティーン彗星とは
ベルナーディネッリ・バーンスティーン彗星(C/2014 UN271)は、2021年6月24日に正式に登録された彗星です。
この通称は、発見者の二人の名前(ペドロ・ベルナーディネッリ氏とギャリー・バーンスティン氏)から取られました。
世界最高峰のデジタルカメラ「ダークエネルギーカメラ(DECam)」で撮影された写真によって、その存在が明らかになったのです。
当時から「史上最大の彗星」として注目され、その大きさは100~200kmだと推測されていました。
ただ、彗星というのは氷の付いた岩石のことであり、氷が太陽の熱で蒸発したガスに包まれているため、この段階では正確なコアのサイズは不明でした。
そこで今回、研究者たちはもっと正確なデータを得るために、ハッブル宇宙望遠鏡による観測を行ったのです。