追尾型ソーラーパネルはメンテナンス費用が高い
従来の固定式ソーラーパネルの効率を高めるためには、パネルの角度や向きに気を配らなければいけません。
例えば、屋根に設置する場合には「南向きで30度の角度が最適」だと言われてきました。
また最近では「追尾式ソーラーパネル」などもあります。
こちらは太陽を追って自動で向きを変えるため、高い効率で発電できます。
しかし追尾式ソーラーパネルにはデメリットもあります。
絶えず動くように設計されているため、固定式よりも多くの費用やメンテナンスが必要になるのです。
では、固定したままで効率を高める方法はないのでしょうか?
ベイディア氏ら研究チームは、試行錯誤を経て、逆ピラミッド型レンズを開発しました。
このレンズは、降り注ぐ光の角度や周波数に関係なく効率よく集光できるため、メンテナンスを簡略化したり、他の光学系分野にも応用したりできると言われています。