心地よい睡眠を誘導できる食事とは?
食事によって眠気が引き起こされる理由は、血糖値の乱高下だけではありません。
たとえば、肉、魚、チーズ、卵などの高タンパク質食品は「トリプトファン」というアミノ酸を含んでいます。
実はこのトリプトファンはその後、神経伝達物質である「セロトニン」の合成を促すのです。
セロトニンは”幸せホルモン”とも呼ばれ、脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせて、気分を落ち着かせる効果があります。
これによって、心地よい眠気が誘導される場合もあるのです。
こちらはドカ食いに伴う血糖値スパイクで発生した眠気とは違って、体に悪いものではありません。
それから他にも、チェリーに含まれる「メラトニン」は入眠を促すホルモンとして知られますし、バナナに豊富なカリウムやマグネシウムには、筋肉をリラックスさせる効果があります。
こうした食材をバランスよく食べることで、食後の心地よい睡眠を促すことができるかもしれません。
「ドカ食い気絶部」に入部している方はただちに退部して、こちらの健康的な食事に切り替える方がいいでしょう。
※この記事は2022年9月に掲載したものを再編集してお送りしています。