緊急時の多くはパラシュートが役に立たない状況だった
パラシュートで生存率が変わらない4つ目の理由は、墜落事故の発生率にあります。
そもそも航空機の墜落事故の発生率は低く、その確率は900万分の1だと言われています。
さらにそれらの事故の多くは、着陸時や離陸時に発生しています。

そのようなタイミングでは、パラシュートを装着して脱出する時間的余裕などないのです。
仮に飛行中に問題が発生したとしても、素人が飛び降りるよりは、パイロットの緊急着陸の技術に頼った方が生存率は高いでしょう。
これら多くの理由で、旅客機にパラシュートを積んだとしても、乗客の生存率は上がりません。
仮に全員分のパラシュートを搭載しようとすると、約3~4トンは重くなります。
非常にかさばるので一人一人の座席の下に収納することもできません。
加えて、パラシュート装備(ヘルメット、高度計、ゴーグルなど)は非常に高価であり、全てを定期的に点検するのにも費用が掛かります。
実際の効果性だけでなく、経済的にもパラシュートの搭載は難しいのです。
こうした理由を考えると、自分が乗る旅客機にパラシュートがなくても不安を抱くことはありませんね。
既に十分な備えがあるため、結局のところ、私たちにできる最善は落ち着いて指示に従うことなのです。
なるほどね。ではパラシュートを飛行機につけたらいいのでは?もし、制御を失い、墜落を始めたらパラシュートを開き、ソフトランディングさせる。パラシュートを飛行機自体に装着する。なぜ、できないんだろう?日航機墜落事故も制御を失って30分飛び続けたが、もし、墜落を始めた瞬間に飛行機のパラシュートが開けば、多少の損害はあったとしてもかなりの人が助かったはず。海に墜落する飛行機事故も多発しているが、それも同様。パラシュートを飛行機本体につけられないのかね?
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機体と強度の問題でしょう。
その文をつらつら書き連ねられる
知能をほんの少しでも自分の立てた論を
批判する能力に注力したら
わかりそうな話だと思うけど。
現在の人類の叡智の粋を極めた
技術でもってしても、
あの超重量とあの高速度の航空機を
人体に無害なレベルまで極短時間で
減速する力はパラシュートの素材と
航空機の機体をやすやすと
全破壊するでしょうね。
現代はその業界の方たちの
弛まない点検と努力によって飛行機の事故はだんだん減っているから、緊急を要することではないのかもしれないけれど、
生存確率が上がるに越したことはない。
今や地球にぶつかりそうな隕石すら
先に軌道を逸らせるぐらい人間の技術は発達してきたわけだし、無理無理と言わずに、
未来の世代達にはたとえ不可能に思えることでもやる前から諦めずに果敢に挑戦してほしい。
超軽量かつワンタッチで確実に装着できるパラシュートだって作れるかもしれないし、軽量化なんてのはそんなに不可能すぎる話でもないかも。
飛行機の形状を変えて扉を増やしたり、窓ごとに扉をつけて車のオートロック機能みたいにパイロットが鍵をボタンなんかで管理できるようになれば、順番に乗客をパラシュートで落下させられるかもしれない。
飛び降りたあと、誰でも簡単に開くことができるパラシュートの設計もできるかもしれない。
どんな発明だって最初は無理だと言われるもんだ。
F15戦闘機などはコクピットごと真上に噴出して脱出できるようになっているけど、仮に各座席が戦闘機のコクピットみたいになっていて、長時間身動きできずにいたら、それこそ誰も乗らないと思う。
生存率が上がると期待できるほどの効果がないから、設置が見送られてるんでしょうね。
無事に降下できる確率が低い上に、降下した場所が安全であるとは限らない。
海の上に落ちれば、すぐにパラシュートを切り離さないと溺れるし、そうでなくても低体温症課サメの餌になって〇ぬし、山だと木や鉄塔に引っかかる。
空自のパラシュートには捜索電波を出すビーコン積んでるのに、発見にはそれなりの時間がかかるわけで、旅客機のバラバラに散った数百人をレスキューするなんて無理ゲーですね。