世界を惑わしたコンピュータウイルスとは?
世界を惑わしたコンピュータウイルスとは? / Credit:Canva
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ヤバイ「コンピュータウイルス」5選 (2/5)

2024.01.02 00:00:00 Tuesday

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コードレッド(Code Red)

痕跡を残さないファイルレスな「コードレッド」
痕跡を残さないファイルレスな「コードレッド」 / Credit:Canva

コードレッドは2001年に発見されたコンピュータウイルスです。

マイクロソフトのWebサーバーサービス「IIS」の脆弱性をついたものであり、プログラム・ファイルをもたない「ファイルレス」のウイルスでした。

それまで通常のウイルスには、実体のとなるプログラム・ファイルが存在していました。

そのためセキュリティソフトは、コンピュータ上にある不正ファイルを検索・監視するという方法をとっていました。

ところがコードレッドはファイルをもたずに直接メモリー内で活動します。

そして、ほとんど痕跡を残さずに、感染したデバイスを使用してWebサイトを攻撃。

「中国人によるハッキング(Hacked By Chinese!)」というメッセージを残しました。

ホワイトハウスをはじめとする多くの政府機関のWebサイトが攻撃され、サイトの削除を余儀なくされました。

被害が拡大したのは2001年7月19日であり、この日は「世界中でWebサイトに繋がりにくい」という事態にまで発展しました。

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