「顔のパレイドリア現象」は年代を問わず生じるのか?
過去の研究では、「顔のパレイドリア現象」で見える顔が女性よりも男性の顔に見えやすいことが報告されています。
研究を主導した、アメリカ国立衛生研究所のSusan Wardleらの研究チームは、過去の研究の結果が再現されるのか、また調査サンプルの年齢層の枠を広げても確認される現象なのかを検討しています。
研究チームは4歳から80歳までの子どもと大人453名を対象に、目玉焼きや洗濯機などの、100枚以上の日常的な物体が写った画像を見てもらい、画像の中に顔を認識することができるかどうか、また見えた顔が女性・男性どちらの顔に見えるのかを回答してもらいました。
実験で使用された画像は上記のように、顔に見える画像、顔に見えない画像の他に人間の顔が写っている画像の3種類が用意されていました。
さて、「顔のパレイドリア現象」は年齢によって違いは見られたのでしょうか。