クリスマス時期は「男性器が折れる」事故が発生しやすいと判明!
クリスマス時期は「男性器が折れる」事故が発生しやすいと判明! / Credit: canva
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クリスマス時期は「男性器が折れる」事故が発生しやすい

2023.12.23 Saturday

日本のクリスマスは”恋人たちの季節”であり、この時期の街は多くのカップルで華やぎます。

しかし聖なる夜にハッスルしすぎるのは注意すべきかもしれません。

このほど、独ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU München)の研究により、クリスマス時期になると、男性器が折れる「陰茎折症(Penile fracture)」の発生件数が有意に高くなることが発見されたのです。

これはクリスマスのお祭り気分に乗じて、カップルの荒々しい性行為が増えることが原因と見られます。

研究の詳細は、2023年10月31日付で医学雑誌『British Journal of Urology International』に掲載されました。

Risk of penile fractures rises at Christmas, doctors find https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2023/dec/20/risk-of-penile-fractures-rises-at-christmas-doctors-find Christmas: A Time for Love and… Penile Fractures https://www.medscape.co.uk/viewarticle/christmas-time-love-and-penile-fractures-2023a1000vxk
Penile fractures: the price of a merry Christmas https://bjui-journals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bju.16216

クリスマスに男性の「陰茎折症」は増えるのか?

クリスマスは今や世界中で祝われる祝祭日となっていますが、その祝われ方は国や地域によって違っています。

特にキリスト教信仰の強いアメリカなどでは、早ければ11月頃からクリスマスの準備を始め、街はクリスマスマーケットで賑わいます。

しかしクリスマス当日はわりと静かで、教会に出向いて祈りを捧げたり、家族や親戚と集まってゆっくり過ごすのが一般的です。

ドイツも同じような感じですが、本研究主任で泌尿器科医のニコラス・ピルギデス(Nikolaos Pyrgides)氏は、クリスマスの前後はまだ街も人も陽気で多幸感に満ち溢れており、反対に大晦日になると静かになるといいます。

これは”恋人たちの季節”とよくいわれる日本のクリスマスや、家族で静かに新年を迎えるお正月シーズンの流れと似た傾向がドイツにもあると言えるかもしれません。

ドイツではクリスマス後から大晦日にかけて徐々に静かになる
ドイツではクリスマス後から大晦日にかけて徐々に静かになる / Credit: canva

その中でピルギデス氏と研究チームは、クリスマスに高まる祝祭感や高揚感がカップルの性行為における「陰茎折症(いんけいせっしょう)」のリスクを高めているのではないかと予想しました。

陰茎折症とは、勃起した陰茎に過度の力が加わることで発生する性器外傷のひとつです。

自慰行為や性行為中に発生することがほとんどで、発症時には本当にポキッと折れた感覚がするといいます。

症状としては血管の破裂に伴う内出血や海綿体の組織の断裂により、男性器が青黒く変色したり、著しく曲がったり、腫れ上がったりするのが特徴です。

発症後は早急に治療しないと、その後も慢性的に痛みが続いたり、勃起不全などの後遺症が残る恐れもあります。

クリスマスに男性の「陰茎折症」は増える?
クリスマスに男性の「陰茎折症」は増える? / Credit: canva

そこでチームはドイツのGeRmAn全国入院患者データ(GRAND)をもとに、2005〜2021年の間に陰茎折症を起こした男性3421人のデータを分析し、それが起きた季節や時期を比較しました。

果たして、結果はいかに?

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