つらい「内視鏡検査」
内視鏡検査とは、先端に小型カメラを内蔵した細長い管を口や鼻から挿入し、胃や腸に異常が無いか調べる検査のことです。
そのため「内視鏡検査」と聞くと、多くの人は痛みや不快感を連想します。
内視鏡が喉を通る際に、どうしても咽頭反射(いんとうはんしゃ)が起きるため、何度も「オエッ」と吐きそうになってしまうんじゃないかと怖がっている人は多いでしょう。
しかし実際は、麻酔などを併用するためこれらの検査が考えられているほど辛い検査ということはありません。
とはいえ、なかなか気が乗らないという人も当然多いでしょう。
ただ胃潰瘍や食道炎、胃がんなどの診断を受けるためには、どうしても内視鏡検査は避けて通れません。
これらの病気は初期症状が軽いため、内視鏡検査による早期発見と治療がかなり重要なのです。
そのため、誰もがもっと気軽にこれらの検査を実施できるようにすることは医療の世界において非常に重要です。
そこで医療デバイスを開発するアメリカの企業「Endiatx」が開発したのが、カプセルタイプの内視鏡カメラ「PillBot」です。