眠れない時の「エレベータートリック」とは?
エレベータートリックは、深夜に目覚めたときに再び眠りにつくための視覚イメージと用いたシンプルなテクニックです。
方法は簡単で、ベッドの中で静かに目を閉じて、エレベーターに乗り込む自分を想像するだけです。

―ドアが静かに閉まります。
そして、エレベーターはゆっくりと階を降りていき、自分も深く静かな場所へと入っていくのをイメージするのです。
―エレベーターが下に降りていくにつれて、体は重く、呼吸はゆっくりに、心は静かになっていく
このような「下降するイメージ」は、眠りに落ちる時の神経系が自然に行っている働きを模倣するものです。
なぜこの方法が効果的なのでしょうか。
バーンスタイン氏によると、イメージと言語は過剰に活動している脳を落ち着かせることのできる「副操縦士」のようなものです。
エレベーターは「休息状態に入る」ことを視覚的かつ物理的に表現しており、これをイメージすることで、心を落ち着かせ、再び睡眠状態へと入ることができるというのです。
そしてバーンスタイン氏は、このエレベータートリックに加え、ある短いフレーズを繰り返すことを勧めています。