ストレスがミトコンドリアDNA断片の移行を加速させる
最後に研究者たちは、ミトコンドリアDNA断片の組み込みを加速させる要因を調べました。
もしどの細胞でも等しく起こるならば、前頭前野だけで断片が多くなる理由が説明できないからです。
研究者たちは手掛かりを得るために、長期に渡り培養されている人間の皮膚細胞を調査し、ミトコンドリアDNA断片の移行を促す要因を調べました。
すると培養細胞は通常ならば1カ月あたり数個のミトコンドリアDNA断片を蓄積していったものの、細胞のミトコンドリアがストレスによって機能不全に陥ると、4~5倍の速さで蓄積していったことが判明しました。
この結果は、ストレスによりミトコンドリアはDNAの一部を放出しやすくなり、これらの断片が細胞核内部のゲノムに感染している可能性があることを示しています。
前頭前野は脳内の他の領域に比べて非常に活発にエネルギーを消費し計画、意思決定、問題解決、社会的行動、感情の調整など、複雑な認知機能を担っています。
もしかしたら前頭前野のミトコンドリアは脳内の他の領域に比べてストレスに晒されやすい状態になっているのかもしれません。
研究者たちは今後、ミトコンドリアDNA断片の移行が精神疾患のリスクとどのように関係するかを調べていくと述べています。
面白い話ですね。
なんか、パラサイトイブを久しぶりにやろうかな。
スクエニさん、リメイクしてくれないかな。
人体とミトコンドリアのストレスと考えると酸素濃度低下だと思いますが、このマスク社会において様々な要因で気付かない内に寿命を蝕んでいる事柄は多そうですね
>人体とミトコンドリアのストレスと考えると酸素濃度低下だと思います
>このマスク社会において様々な…
非常に面白い着眼点ですね。
マスク=低酸素=体に悪い/バカになる
という3段論法を耳にするつど、酸素が薄い、チベットやらアルプス山地での高山トレーニング地域に住んでいる人たちのことが思い浮かびます。
高山トレーニングも寿命を蝕む行為なのでしょうか?
そして、ダライ・ラマは…書くのも失礼なので、割愛したいと思います。
マスク→低酸素→慣れる
この流れが、人体の基本的な適応の仕方だと思うのです。
なお、走りながらマスクは急性の窒息に近く、上の適応可能な状況には当たりません。