ジムで有酸素と筋トレもしたい人におすすめのアプローチを紹介
ジムで有酸素と筋トレもしたい人におすすめのアプローチを紹介 / Credit: Canva
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「有酸素運動と筋トレは相性が悪い」持久力と筋力を同時に鍛えるための新知識 (2/2)

2024.12.24 07:00:31 Tuesday

前ページお互いの効果を邪魔する干渉効果とは?

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有酸素と筋トレを同時にする人たちにオススメする直後のプロテイン

早速結果を見てみると、トレーニング直後にプロテインを飲んだグループでは、上半身、体幹、下半身の筋力がまんべんなく向上しました。

一方、プラセボ群では上半身や体幹の筋力は向上したものの、下半身には変化が見られませんでした。

この結果は、有酸素と筋トレを一度に行う場合、トレーニング直後にプロテインを摂取することが下半身の筋力向上には重要なことを示しています。

研究グループは、トレーニング直後にプロテインを摂取することで、干渉効果を防ぎ、下半身の筋力向上が見られた理由について、次のように考察しています。

まず、プロテインを摂取することで筋肉の修復や成長に必要なアミノ酸が供給され、筋肉の合成が促進される可能性があります。

また、トレーニングによる筋肉の微細な損傷をプロテイン摂取によって早く修復することで、次のトレーニングにより良い状態で臨めます。

さらに、プロテインの摂取は筋肉の成長を助けるホルモンの分泌を促したり、神経機能を改善したりする可能性があり、これらの要素も今回の結果につながったと考えられます。

有酸素と筋トレを一度にする人は終わったらプロテインを飲むのがオススメ
有酸素と筋トレを一度にする人は終わったらプロテインを飲むのがオススメ / Credit: 写真AC

一方、持久力を示す最大酸素摂取量という指標は、両グループで同じぐらい向上しました。

ノルウェー・ノードランド大学のある研究でも、有酸素運動と筋トレをどっちからするのかに関わらず、持久力向上の効果が得られることが指摘されています。

この結果も踏まえて考えると、マラソン選手のような持久力が高いアスリートは別としても、健康愛好家レベルでは、有酸素から実施しても、筋トレから実施しても、持久力を向上する効果は十分に見込め、干渉効果を受けにくいと言えるでしょう。

まとめると、今回の研究は、1回1時間、週2回のトレーニングで持久力と筋力を同時に向上できることを示しています。

そして、そのトレーニング効果を最大限に得るには、トレーニング直後のプロテイン摂取が役に立ちます。

持久力と筋力を同時に高めたい方は、終わった後のプロテインをご褒美にして、同時トレーニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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「有酸素運動と筋トレは相性が悪い」持久力と筋力を同時に鍛えるための新知識 (2/2)のコメント

ゲスト

この論文の結果からでは、有酸素運動と筋トレの組み合わせが悪いことは読み取れないとおもいますが、、

ゲスト

タイトル名は不適切に感じます
見出しのみを見て知識を得たと感じる人もいるので
相性が悪い可能性程度にしておいた方が適切かと

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