問題は「体罰そのもの」ではなく「体罰の乱用」にある
この研究結果と、これまでの体罰に関する研究結果に違いが生じたのはなぜでしょうか。
ラゼレール氏はその理由を、「これまでの研究は、効果的なしつけとそうでないしつけを区別してこなかった」と説明しています。
薬などの医学分野の研究では、薬の投与量や、最も効果を発揮する条件が一貫して定義されるものです。
しかし、しつけに関する研究では、そのような定義づけがほとんどなされてこなかったというのです。
これは、実際にしつけを行う親、その効果性を論じる人々にも当てはまります。

これまで「体罰」という「しつけ」は、明らかに誤った方法で使用されてきました。
「しつけ」という名目で、親が怒りに任せて何度も叩いたり殴ったりすることがありました。
「スパンキング・お尻叩き」ですら制御されず、明確なルールもなく、親や先生たちの気分のままにそれが実施されたり回数が増えたりしました。
この点について、ラゼレール氏も次のように述べています。
「明らかにスパンキングは誤った判断で子供に下されており、これが子供に有害な影響を及ぼしていた可能性があります。
スパンキングが、あまりに厳しく、あまりに頻繁に、無秩序な子育てのアプローチの一部として用いられると、子供に有害な影響を及ぼします」
歴史を通じて「制御されない体罰」が横行した結果、現代で「体罰そのものを禁止する考え」が広まっているのも納得できます。
この研究では、「年齢や方法、頻度などが正しくコントロールされた体罰は、子供に悪影響をほとんど及ぼさず、やや良い結果をもたらす場合もある」と分かりました。
単に体罰の使用を親や教育者側に容認すれば、制御できずに乱用されてしまうことは歴史が証明していますが、だからといって完全に禁止してしまえばこれも良い結果に繋がらない可能性があります。
体罰の効果と影響が正しく理解されなければ、子供の問題行動を改善できなくなったり、問題のない親が虐待者として裁かれてしまったり、虐待をしつけとして言い逃れされたりという状況が続いてしまいます。
この研究はこうした問題に一石を投じ、私たちに新たな課題と疑問を投げかけています。
























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約2ヵ月前の本記事について,誰からもコメントがないのは不思議です。
本記事は原著論文の内容を歪曲して,ライターの主観的な意見が主に述べられているからです。
つまり,ほとんどの読者はこの記事の内容を信じて,鵜呑みにしていると思われます。
SNSはタイトルだけしか読まず,ライターによる一見わかりりやすい記事だけを読むのは危険だと感じました。
なぜか更に一年近く経った今日、トップページに表示されたので初めて読みました。
鵜呑みにしちゃだめだと、分かりやすいコメントありがとう。
その正しさを誰が決めるのかという話がね。
精神医学の世界で何度もやってきたことでしょう?それ。
これが正しいはずだ、ってノリで患者ぶっ壊して、数十年後にごめんあれ間違ってたわ…もう何度目だと。
結論としては、ここまで厳格に効果的に体罰を有効活用できる親はいないので、体罰は禁止でいいんでは。
無理だろ。効果的な体罰の活用なんて
同意。子供の受け止め方とかひねくれやすさとかの資質にもよるし。
体罰禁止とか言ってるお花畑は絶対ガキと関わったことないわ
あんなの獣でしかないから話通じねえよ
まったくちがう。子供の賢さを過大評価しているのはあなたのほうだ。現に動物は叩いても思い通りにならない(極端な例として魚とか爬虫類を考えればいい。叩いたら言うことを聞くか?なぜ叩かれていて、どうしたら叩かれないかなんてわかりはしない!)。
まず実例を二つ言おう。
1.犬を飼ったことがあれば叩いても問題行動は何も変わらないことを痛いほど実感しているはずだ。「こうしないと・こうしたら叩かれる」という恐怖から自分で悪さを改めるのは一定の行動の秩序つまり自制と判断が不可欠で、動物や子供には大して効果はない。多くの場合、よくてわけもわからずあらゆる行動を恐れるようになるか、悪くすると余計に手がつけられなくなるだけだ。
2.保育園で働いていた人から聞いた話だが、優れた保育士はまるで体罰しないのに子供たちがよく従うそうだ。これは個人的に信用する人から聞いた話に過ぎないが、似た話はほかにも読んだり聞いたりしたことがある。神秘的なことではなく単に動物(人間も動物)の行動パターンだ。
次に勘違いを指摘する。
悪ガキですらつねに最悪の悪さをするわけではない。体罰されるのはふだん以上に悪さをした時であり、その後に改善して見えても、単に平均値に戻っただけの可能性が高い(平均への回帰)。逆にふだんより良い子にしたことをほめたらその後にまたいつもの調子に戻ってしまったように見えても、平均への回帰だろう。しかし、体罰をする側にとっては、体罰をした→その後に状況が改善した→もっと体罰をするようになる…という報酬を受けて体罰が癖になるし、ほめることはだんだんやらなくなる。その意味で体罰が信頼され、ほめることが疑問視されるのは、誤りなのだが仕方のないことだ。
動物実験からはじまった実験行動分析学では、体罰(心理的罰を含む)は「問題行動が起きた直後に、時々でなく必ず、回避できないように…」など十数個の厳しい条件を満たさなければ、体罰は効果が期待できず、「問題行動を隠れてやるようになる」など弊害を生むと指摘している(参照:「体罰」に反対する声明 日本行動分析学会)。鶏は報酬で導けばダンスも覚えるが、罰しても「どうしたらいいのか」を理解することはない。「罰が効く」のは「そいつがある程度賢い」からだ。
殴って育てればオトナになっても獣のように人を攻撃するどうしようもない人間ができあがるだけ
ある意味当たり前よな。
どんなものも使い方次第って話。
体罰は強い薬(か毒か・・・毒と薬は紙一重)だから乱用してはいけないけど。
ときには、大きい病気や怪我には、強い薬を使った方が効果的な場合もあると。
言っても分からない幼少期に体罰は有効でしょう。体罰を与える事に快楽を覚える親が悪いのであって。
体罰を、公衆の面前で晒すように与える親もダメですよね。「ダメでしょ、あのオジサンが見てるよ」これも酷い。