人間の愛は「脳の遺伝子」の働き方を大きく変えていた
これまでの実験により、愛情をたっぷり込めてペットのように育てられたラットは、正義感や命を大切に思う心を芽生えさせられることが示されました。
しかしこのような変化が起きた要因を調べるには、脳に対して分子生物学的分析を行わなければなりません。
そこで研究者たちはラットたちの脳を取り出し、遺伝子の活性レベルを調べることにしました。
論文では、犠牲になる前に、愛情を込められて育てられたラットは通常通り飼育者が取り扱ったと書かれています。
(※また飼育者はラットを心から愛し、一緒に過ごす時間を楽しんだと述べています。)
結果、愛情を込められて育ったラットでは4種類の遺伝子(Rps20_3, Fos, Egr1, and Ier2)の発現パターンに違いがみられ、前頭葉においてタンパク質の合成レベルが増加していることが明らかになりました。
研究者たちは、愛情を込めて育てることは人間においても脳の神経活動を大きく変える可能性があると述べています。
オチがうわぁ・・・だな
この実験、信じていた研究者に始末されたラットの分も役に立つといいが・・・
第3者罰を与えるということと、正義感を持ち、善悪判断を行うということはイコールではないと思います。
元記事にもラットが正義感を持つとは書いてないように見えましたが、どのセクションに書いてあるのでしょうか?
うちの猫様も、人間同士が口論していると間に割って入って「愚かな争いはやめたまへ」するわよ
猫様は人間の声色分かるから、明らかに狙ってやってきてる
最近は何でも最初から遺伝子で決まっている説が強くて、例えば性格が破綻しているのも先天的な脳の障害で、生まれつきのもの(だから環境や親の躾なんかは関係ない)という考えが多くなっているけど、やっぱり「育ち」って関係あるんだなと分かる貴重な実験。
脳の後天的な可塑性を考えれば、毒親に育てられた子供が親になると毒親になるというような負の連鎖が起こるのも分かる。
実験手法が実験テーマの皮肉になってるんだよなあ…。愛されラットマンは本当の意味で愛されていたわけではなかったし、「正義感や命を大切に思う心」を測るために故意に苦痛を与え最後には脳解剖するって、一見すると矛盾してる。綺麗なことを証明するがために汚い手法を使わなければならないってのが面白い。少なくとも実験者側には正義感や命を大切に思う心はないのでは?笑