5人に1人が感染している性器ヘルペス!対策は?

性器ヘルペスへの感染は、単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因ですが、このウイルスには1型(HSV-1)および2型(HSV-2)が存在します。
HSV-1は、主に唇やその周辺にできる「口腔ヘルペス」の原因となりやすいウイルスです。
一方HSV-2は、主な感染経路が性行為であり、「性器ヘルペス」の原因となりやすいウイルスです。
とはいえ、オーラルセックスの一般化により、口から性器にHSV-1が感染することもあるため、HSV-1およびHSV-2のどちらも性器ヘルペスの原因となりえます。
そこでハルフーシュ氏ら研究チームは、HSV-1およびHSV-2における単純ヘルペスウイルスの有病率を最新のデータを利用して調査することにしました。
彼女らは世界保健機関(WHO)が有する世界の地域別の性器ヘルペスの感染データを使用しました。
チームはこのデータセットから2020年までに収集された情報を数学モデルへ入力し、分析に役立てています。
その結果、世界中の15~49歳のうち、約9億人が性器ヘルペスに罹患していると分かりました。
これは50歳未満の約24%、もしくは5人に1人が完治不可能な病を患っていることを意味します。

これだけ多くの人が既に感染しているなら、自身がパートナーを介して感染したり、逆に感染させたりしたとしても何ら不思議ではありません。
ちなみに、HSV-2による性器ヘルペス患者は5億2000万人であり、HSV-1による性器ヘルペス患者は、3億7600万人でした。
この結果は、オーラルセックスによっても性器ヘルペスが大きく広がっていることを示すものです。
そしてこのウイルスによって毎年、性器の痛みに悩まされている可能性のある人は合計2億500万人にものぼることが分かっています。
いつか性器ヘルペスを完治できる時は来るのでしょうか。
現段階では解決の糸口は見えていません。
アメリカのイェール大学(Yale University)に所属する岩崎明子氏は、性器ヘルペスは性行為で感染するため、患者は病気についてあまり話そうとせず、社会的偏見のため、ワクチン開発の研究が思うように進んでいないという問題を指摘しています。
また製薬会社の関心も高くなく、資金不足も大きな課題となっています。
では、私たちは個人として、性器ヘルペスの感染を防ぐために何ができるでしょうか。
もし感染歴があるのであれば、無症状でもウイルスを排出している可能性があります。
コンドームを正しく使用することでパートナーを感染させることを防げます。
またオーラルセックスであってもコンドームを使用することでHSV-1による感染を防げます。
さらに性器ヘルペスの症状が出ている場合は大量のウイルスが排出されているため、キスや性行為を避けることで感染を防げます。
いずれにせよ、性器ヘルペスについてよく知り、この完治不可能な病を甘く見ないことが大切です。

























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神経細胞に潜むウイルスですよね、たしか。
それが治療できるとなると他の同じようなウイルスも治療可能になるのでしょうけど、神経細胞内で効果発揮する薬はそれはそれで恐ろしいという考え方もできますしね。
現在では抗ウイルス薬の使用で治療することができるとしても、将来的にはウイルスが進化して簡単には治せなくなりそうで恐ろしいですね。最も、そうなるとHIVの様に監視も厳しくなったり、抗ウイルス薬の方も進歩するのかもしれませんが、まずは正しい知識を持ち感染を広げないのが最良手ですね。
口にできるやつでも性器に感染するっちゃするんだ 口にできるだけでもまあまあ不快なのに性器にできたらもう嫌よ 絶対面倒くさい