【2024年度版】最もヤバイ生物学ニューストップ「7」
【2024年度版】最もヤバイ生物学ニューストップ「7」 / Credit:clip studio . 川勝康弘
biology

【2024年度版】最もヤバイ生物学ニューストップ「7」 (4/7)

2024.12.30 12:00:27 Monday

前ページ第5位:格下の相手に負け続ける恐ろしい「勝者敗者効果」を人間で確認

<

1

2

3

4

5

6

7

>

第4位:「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功!

第4位:「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功!
第4位:「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功! / Credit:clip studio . 川勝康弘

パパはなんでおっぱいでないの?

この疑問を1度は尋ねた人は多いでしょう。

哺乳類において自然環境でのオスの授乳が確認されているのは、ダヤクフルーツコウモリ (Dyacopterus spadiceus)ただ一種でありその他全ての哺乳類はメスだけが授乳を行います。

しかし逆を言えば、オスが授乳するような進化は決して不可能ではないことも示しています。

少し考えただけでも、オスが授乳できるようになることの利点は数多くあります。

たとえば授乳中のメスが死んでしまった場合、オスが授乳することができれば子供を救うことができます。

またオスとメスの双方が授乳可能であることは、栄養供給量の面からみても有利となります。

また哺乳類のどのオスにも遺伝的に乳腺組織があることが知られています。

たとえば乳汁漏出症を発症した人間の男性では、母乳が勝手に漏出してしまうことが知られています。

オスの授乳を起こすための遺伝的ハードルは意外にも低いのです。

しかし実際の進化は1種類のコウモリを除き「オスの授乳」を促しませんでした。

イギリスのヨーク大学(York)で行われた研究により、哺乳類においてメスだけが授乳を行いオスが授乳を行うように進化しなかった理由が、数学的に解明されました。

「ママしかおっぱいが出ない理由」を数学的に証明することに成功!

次ページ第3位:プラセボ手術にも本物の手術のように体を治癒させる効果がある

<

1

2

3

4

5

6

7

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

生物学のニュースbiology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!