鼻づまりが脳回路に影響を及ぼし運動機能や気分を左右する
マウスを使った実験で、鼻づまりと脳の関係を明らかにしました。
研究チームは、生後間もない段階で片方の鼻をふさいだグループと、ある程度成長してから鼻をふさいだグループ、そして鼻づまりのないグループを比較し、運動テスト(回転する棒の上にどれだけ長く乗れるか)や、強制水泳テスト(不快な状況下での行動を観察)などを行いました。
その結果、生後間もない頃から鼻呼吸が妨げられたマウスは、明らかに運動機能が落ちていたほか、水泳テストでも「動きを止めてしまう時間」が長くなる傾向が見られたのです。
いったいなぜ、鼻づまりがこうした変化をもたらしたのでしょうか。

研究では特に「小脳」に注目していました。
小脳は私たちが姿勢やバランスを保つために重要な場所ですが、最近は情緒や認知面にも広く関わっているとわかってきています。
そして今回、鼻づまりマウスの小脳ではシナプス刈り込みというプロセスがうまく進んでいないことが確認されました。
(※シナプス刈り込み:成長期に脳内でつくられた過剰な神経接続を「必要なものだけ残し、不要なものは整理する」ことで、より効率的な回路をつくりあげる仕組み)
このシナプス刈り込みが乱れると、小脳のネットワークが本来の形に成熟しにくくなると考えられています。
結果として、運動テストでバランスを崩しやすくなったり、水泳テストで動きをやめる時間(抑うつ様行動と解釈される)が増えたりする可能性があるのです。
研究チームによると、こうした発達期の鼻づまりによる影響は思った以上に長引くようで、大人になってから突然鼻をふさいだグループではそこまで大きな問題は起きなかったそうです。
とはいえ、大人の場合でも慢性的な鼻づまり状態で過ごしていれば、睡眠障害や酸素不足が積み重なって集中力やメンタル面に影響する可能性は考えられます。
今回の実験は発達期の脳を中心に調べていますが、「呼吸が脳に影響を与える仕組み」が解明されれば、子どもから大人まで含めたケアや予防法の開発につながるかもしれません。
鼻づまりを改善するだけで、脳と身体両面のパフォーマンスが底上げされる可能性は十分に考えられるのです。

今回の研究結果は、鼻づまりを「ただの不快症状」と見過ごしていると、実は小脳の神経回路づくりにも影響が及び、運動能力やメンタル面に変化が起きるかもしれないという内容でした。
特に子どもの成長期には、長引く鼻づまりが思いがけない影響を残す可能性も示唆されています。
もちろん「鼻が詰まらなければ万事解決」という単純な話ではありませんが、睡眠の質や日中の集中力を高めるうえで、鼻づまりを放置しないことは大きな意味を持ちそうです。
普段あまり気にしていなかった方も、ぜひ一度「自分の呼吸状態」を見直してみるといいかもしれません。
ほんの少しのケアでも、体の感覚や気分が軽くなる可能性は十分にあります。


























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ヴェポラップの出番か・・・
自分の経験からも、鼻づまりと認知や行動の調子の関係はかなり大きいと感じています。
私は幼少期からハウスダストのアレルギーによる慢性鼻炎があり、常にだるく、疲れやすく、頭がぼーっとして集中しづらい状態でした。そのため、周囲から発達障害を疑われたこともあります。
しかし大人になってから体質の変化(体重増加)とともに慢性鼻炎がかなり改善し、それに伴って集中力や頭のクリアさ、日常生活のしんどさが大きく減りました。
この記事で紹介されているように、鼻呼吸の状態が脳や行動に影響を与える可能性があるという話は、少なくとも私の体感とは強く一致しています。
かつてのドリフの国語算数理科社会コントで、加藤茶は十円ハゲカツラと青っ洟メイクをしていました。慢性中耳炎/慢性副鼻腔炎の子どもが激減した今、子どもの運動能力や知的能力の劇的向上はみられているのでしょうか?
マウスさんって鼻呼吸以外できない子でしたっけ?
人間の場合は最悪口呼吸という手もありますから多少は影響を軽くできるかも。
でもそもそも論として生き物の鼻って詰まりやす過ぎないですか?
設計ミスってると思うのです。