マイクはどうやって餌を食べ、なぜ死んだのか?
マイクは首がないものですから、普通のニワトリのようにクチバシから餌を食べることはできません。
そこでオルセン夫妻はマイクの剥き出しになった食道に液体状にした餌や水をスポイトで直接流し込んで、栄養を与えていたのです。
加えて、夫妻はマイクが窒息してしまわないよう、喉に溜まる粘液を逐一取り除き、安定して呼吸を確保できるように注意していました。
ところが1947年3月のある晩、オルセン夫妻はマイクが喉を詰まらせている不吉な音で目を覚まします。
直ちに喉に詰まった粘液を吸い出そうと、いつも使っていた注射器を探しますが、不幸なことに夫妻は注射器を見世物小屋に忘れてきてしまったのです。
代わりになるものを急いで探しましたが、もう手遅れでした。
マイクは喉を詰まらせて窒息死してしまったのです。
![画像](https://nazology.kusuguru.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/Mike_the_Headless_Chicken_-_Wikiworld_crop.png)
そもそもマイクは他のニワトリと同様、鶏肉として出荷される運命だったので、予想外に長生きできたことにはなります。
(首のない状態でも彼が幸せだったかどうかはわかりませんが)
しかしマイクはどうして首なし状態で18カ月間も生きながらえることができたのでしょうか?