なぜ巨大な翼竜が空を飛べるのはなぜ?
翼竜は2億3500万年前から前から6600万年前に存在していた巨大な空を飛ぶ爬虫類です。
その中には、翼を広げると10メートル以上に達する種も存在しました。
![画像](https://nazology.kusuguru.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/Quetzscale1.png)
言うまでもなく、そこまで巨大な体で飛行するためには、体重を軽く保つ必要がありました。
そしてその秘密は、翼竜の骨の特異な構造にありました。
これまでの研究によると、翼竜の骨は鳥類と似ていて、内部が空洞になっていることが分かっています。
しかし、分厚い革のような翼の膜の重量に耐えるには、単に軽いだけでなく、丈夫な骨である必要があります。
では、翼竜の骨はどのようにしてこの2つの条件をクリアしていたのでしょうか。
今回、マンチェスター大学の研究チームは、その秘密を暴くために、最新のCTスキャン技術を用いて翼竜の化石を高解像度で解析しました。
その後、3Dモデリングとコンピューターシミュレーションを駆使し、負荷がかかった際の強度や柔軟性を詳しく調査しました。