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不眠リスクを59%も上昇させる習慣とは? / Credit:Canva
health

【今すぐやめて】寝る前に○○すると不眠リスクが59%上昇する!

2025.04.01 23:00:09 Tuesday

最近、「夜しっかり寝たはずなのに疲れがとれない」「睡眠不足に悩まされている」と感じている方はいませんか?

ストレスでしょうか。カフェインの摂取かもしれません。それとも枕が合っていないのでしょうか。

実は、私たちが無意識にやっているある習慣とその内容が、眠りの質を大きく下げている可能性があります。

ノルウェー公衆衛生研究所(NIPH)らが発表した研究によって、その“犯人”の正体が明らかにされ、不眠のリスクを59%も高めると判明しました。

研究の詳細は、2025年3月31日付の『Frontiers in Psychiatry』誌にて発表されました。

59% increase in insomnia with just an hour of doing this activity in bed https://newatlas.com/sleep/insomnia-bed-activity/ One hour’s screen use after going to bed increases your risk of insomnia by 59%, scientists find https://www.eurekalert.org/news-releases/1076717
How and when screens are used: comparing different screen activities and sleep in Norwegian university students https://doi.org/10.3389/fpsyt.2025.1548273

現代人を悩ます睡眠不足──その裏にある“習慣”とは?

眠りに悩む人が増えています。

日本の調査によると、成人の5人に1人が何らかの睡眠障害を抱えているとされています。

特に20代から30代の若い世代では、「睡眠の質の低下」や「睡眠不足」に悩まされている人が少なくありません。

こうした影響は、単に「眠い」だけでは済まされません。

集中力の低下や免疫力の低下、うつ症状の悪化や肥満リスクの上昇など、心身に及ぼす影響は計り知れないのです。

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不眠トラブルを抱えている理由は? / Credit:Canva

では、なぜこれほどまでに眠れていない人が増えているのでしょうか。

その原因の1つとして、近年特に注目されているのが「寝る直前のスクリーン使用」です。

スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのデジタルデバイスは、ベッドの中でも当たり前のように使われています。

メッセージのチェックやSNSのスクロール、動画視聴や音楽鑑賞といった行動が、実は眠りを遠ざけているのです。

今回の研究では、その関係をより明確にするために、ノルウェーの大学生4万5600人(18~28歳)以上を対象に調査が行われました。

調査は全国規模で実施され、対象者は「夜、ベッドに入ってからスクリーンを使用するか」「どのくらいの時間使っているか」「その時間に何をしているか」といった質問に答えました。

同時に、不眠症状(DSM-5に基づく)や睡眠時間の自己申告データも収集されました。

研究チームは、これらのデータを統計分析することで、「スクリーン使用の有無、時間、活動内容」と「睡眠の質や不眠傾向」との関連を明らかにしようとしたのです。

特に焦点を当てたのは、SNSの使用と、それ以外の動画視聴やネットサーフィン、音楽、ゲーム、勉強といったその他の活動との違いでした。

これら2つの使い方の違いによって、睡眠への影響に差があるのかどうかが分析されました。

そして、驚きの結果が明らかになったのです。

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