寝る前のスクリーン使用時間が不眠のリスクを59%上昇させる!コンテンツによっても違いが生じる
分析の結果、まず明らかになったのは非常にシンプルな事実でした。
ベッドに入ってからのスクリーン使用時間が1時間増えるごとに、不眠のリスクが59%上昇し、平均睡眠時間は24分短くなると分かりました。
この傾向は、どの種類のスクリーン活動をしていたとしても共通しており、時間が延びるほど睡眠の質が悪化することが示されました。
しかしここから、意外な展開が見えてきました。
使っていた内容によって、その影響の度合いにいくらか差が出たのです。

研究では、被験者を3つのグループに分けて分析しました。
1つ目は、ソーシャルメディアのみを使っていた人たちです。
2つ目は、ソーシャルメディアとその他の活動を併用していた人たちです。
3つ目は、ソーシャルメディアを使わず、動画視聴や音楽、勉強などの活動のみを行っていた人たちです。
その結果、ソーシャルメディアだけを使っていた人は、最も不眠リスクが低く、睡眠時間も長い傾向が見られました。
また、ソーシャルメディアとその他の活動を同時に行っていた人の不眠リスクと睡眠時間は中間でした。
そして、ソーシャルメディアを使わずにその他の活動だけを行っていた人は、最も不眠傾向が強く、他と比べて不眠リスクが35%上昇しており、睡眠時間も17分短くなるという結果が出たのです。
では、なぜこうした差が生まれたのでしょうか。
研究チームは、SNSは目的が明確で短時間で切り上げやすい傾向があると述べています。
反対に、動画視聴やゲームなどは辞め時が見つけづらく使用時間が延びやすいと考えられています。
また、SNSなどのソーシャルメディアを使用する人は、社会的な繋がりが強く、「人とつながっているという感覚」が、精神的な安定をもたらし、不眠症状を緩和している可能性もあると指摘されています。
では、このような傾向で不眠に陥っている人には、どんな対処が必要でしょうか。