コーディングを学ぶ代わりに学ぶべきこと

「コーディングを学ぶのは時間の無駄だ」と述べたマサド氏は、コーディングの代わりに学ぶべき重要なスキルがあることを強調しています。
それが「問題解決の方法」と「機械とのコミュニケーション能力」です。
今後は自分でコードを書くよりも、AIを活用することが増えるはずです。
そしてAIと適切にやり取りするためには、問題を細かく分解して理解し、的確に指示を出す能力が求められます。
確かに、AIがコードを書く時代でも、問題を解決するためのアプローチや論理的思考能力が欠かせません。
こうした考え方を学ぶことこそが、今後の成長に欠かせないというわけです。
When people say “AI will write 90% of the code” I readily agree because 90% of what programmers write is “boiler plate”.
There is “essential complexity” in programming and then there is a lot of “accidental complexity” (that is the boiler plate stuff) and this is very old wisdom…
— Sridhar Vembu (@svembu) March 22, 2025
ソーシャルメディアではマサド氏の主張に対して、次のようなコメントも見られました。
「エンジニアリングが時代遅れになったわけではありません。
問題解決に対するエンジニアリングのアプローチは、AIツールを最大限活用するために、いっそう重要になっています。
エンジニアリングの焦点が、構文から問題解決へと変わっただけです」
これに対してマサド氏は「ビンゴ!」と答えています。
もちろん、すべての技術者がマサド氏の意見に同意しているわけではありません。
例えば、Linuxの開発者 リーナス・トーバルズ氏は、そのような主張を否定し、AI産業の現状を「90%のマーケティングと10%の現実」と述べています。
このように、AIに関してはいくつかの異なる主張があります。
それでも現在AIを中心として大きな変革が生じているのは確かです。
この時代の変革に取り残されないよう、私たちもAIの進化と同じスピードで変化していく必要があるのかもしれません。
実際AIがカーネルやドライバ書けるかと言えば書けないでしょうからね。
ウェブのフロントエンドとかちょっとしたスクリプトみたいなものはAIに置き換わるでしょうが、それ以外はしばらくは無理でしょう。
それに書けても結局はAIに指示を出すための言語を学ぶ必要が出てくるので今と変わらないという形にしかならないのですよね。
人間が書いたコードには当然バグがある。それを学習してAIはコードを書いてるのだから、AIが書いたコードにもバグがあって当然である。
しかもバグがあるコードをAIは直してくれないだろう。だって直せるのだったら最初からバグっていないコードを書けるはずなのだから。
だから結局そのAIが作り込んだバグは人間が直すしかない。つまりAIが書いたコードのバグを直す人間はいつまで経っても必要だ。それはつまり人間がコーディングを学ばなければならないという事。
逆に言えば、人間がコーディングを学ばなくなった時点で世の中はAIが作ったバグだらけのコードばかりになるという事。そのコードをさらにAIが学習するものだからさらにバグは増加するという事だ。
AIによってコードを書く「生産性」は高まるのは事実であろうが、そのコードの「品質」までもが高まるわけではないのである。逆にその品質を高めるために人間が必死にバグ潰しをしならなければならないのが未来のプログラマの姿である。
この記事に対する否定的な意見には同意できない。AIがバグを含むコードを生成してしまう問題は確かにあるが「バグがあるか検証し修正するAI」「圧倒的な集合知によりそもそもソースコードのほとんどを規格化できる可能性」この2つがでてきたら実際ほとんどコードを書くことはなくなるでしょう。もちろんすべて代替可能とは思はないけど
まだ大丈夫、まだしばらく先だと思ってる人は危機感持った方が良い
頻繁にAI触って、どんな速度で進化してるのか把握しといた方が良い