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psychology

寝るとき抱き合うカップルは安心感が高くストレスが少ない

2025.05.25 20:00:33 Sunday

ドラマや映画では、カップルや夫婦は当然の様に一緒のベッドで眠っています。

こうしたシーンに対して、いくら結婚していたとしても寝るときくらい一人で自由ほしい、と考える人もいるかも知れません

実際パートナーがいる人は、一緒に寝るほうが良いのでしょうか? それとも寝るときくらいは別々になった方が関係は長続きしやすいのでしょうか?

心理研究では、こうした就寝ちょっとした身体あいは、二人関係心理安定大きく影響いるといいます。

そしてアメリカオーバー大学(Auburn University)所属するジョシュ・R・ノヴァク(Josh R. Novak)博士らの最新の研究によると、そのときのお互いの取る姿勢も、二人の関係に影響している可能性があるというのです。

この研究成果20251月、『Journal of Social and Personal Relationshipsオンライン公開れています

Study finds couples who cuddle at bedtime feel more secure and less stressed Study finds couples who cuddle at bedtime feel more secure and less stressed https://www.psypost.org/study-finds-couples-who-cuddle-at-bedtime-feel-more-secure-and-less-stressed/
“Cuddle buddies”: Couples sleep position closeness at onset is indirectly related to lower insecure attachment through lower couple perceived stress https://doi.org/10.1177/02654075251315478

姿勢が「愛着スタイル」映し出す?

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これまで心理研究では、身体あい(身体親密性:physical intimacy)は、恋愛関係において信頼深める重要要素した。

特に、ハグキス、つなぐといったスキンシップは、不安ストレスげ、オキシトシンという「愛情ホルモン」分泌促すことています。

一方で、「っているときの姿勢」について研究あまりんでいませんした。

っている姿勢は、意図操作く、より無意識関係表れとも考えられるからです。

ノヴァク博士研究チームは、こうした視点から「就寝時にパートナーどのよう距離眠るか」が、カップル愛着スタイル心理安定、さらにはストレス関係どう影響いる調べることにしました。

この研究では、アメリカ住む143性愛カップル対象し、平均13年間以上一緒暮らしいる男女(男性平均年齢43歳、女性40歳)協力依頼しました。

調査では、パートナー就寝時にどれほど身体近い距離っているか、普段感じいるストレス度合い、そして「愛着スタイル(attachment style)」呼ばれる、他者心理つながり傾向についてアンケートわれした。

愛着スタイルは、心理における重要概念で、大きく分けて「安定型」「不安型」「回避型」などあります。

たとえば、「不安型」相手られるではない不安感じすく、「回避型」あまり他人ろうとしない傾向あります。

研究チームは、これらの愛着スタイル就寝身体さ、さらにはストレス自己評価関連統計分析しました。

次ページ触れ合いながら眠るカップルは「安心感」が高い

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