どんな生物が見つかった?

チームは、サンゴ、カイメン、ヒトデ、ウニ、クシクラゲ、巻貝など、多様な形態の生物を次々と採取しました。
その中には、これまで知られていなかった形態や色彩の個体も多く、分類学的に「新種の可能性が高い」とされています。

生物学者たちは、年内に正式な分類・命名を進める予定で、「この探査は、海洋生物多様性の理解を一気に前進させるものになる」と期待されています。
中でも目を引くのが、ドラゴンフィッシュの一種(Akarotaxis aff. gouldae)です。
これは2年前に存在が確認されたものの、これまで一度も映像に収められたことがありませんでした。

しかし今回、初めてその姿がカメラに記録され、長年の謎がようやく可視化されたのです。
さらに、海溝の底ではクロサンゴに産みつけられたヌルッとした深海魚クサウオ科の卵や、まったく新しいタイプのナマコの仲間も発見されました。

こうした生態的な発見は、深海における繁殖戦略や進化の適応を理解する重要な手がかりになると考えられています。
地球最後のフロンティアと呼ばれる深海。
私たちはまだ、その“入り口”に立ったばかりなのかもしれません。
深海とはいえ、見つかるのは流石に種のレベル何ですね
門のレベルで新しいのが見つかったら大発見ですよね