私たちの中には「失敗や罰から学べない人」が一定数いる
研究の結果、人々の罰への反応が明確に3つのタイプに分類できました。

1つ目は「Sensitive(敏感型)」。
このタイプの人々は、罰を受けるとすぐにその原因を突き止め、行動を修正します。
彼らは明示的な説明がなくても、経験だけから正しい因果関係を見抜くことができます。
2つ目は「Unaware(無自覚型)」。
このグループの人たちは、罰を受けても最初はその原因がわからず、間違った行動を続けてしまいます。
しかし、研究者から「この惑星が危ないんですよ」と説明されると、即座に行動を修正します。
つまり、彼らの問題は“因果推論の失敗”であり、適切な情報が与えられれば学習可能なのです。
3つ目が「Compulsive(固執・強迫観念型)」。
このタイプの人々は、罰を受けてもその原因に気づかず、さらに明示的な説明を受けてもなお、危険な行動を繰り返します。
しかも驚くべきことに、研究チームが参加者に「最も良い戦略は何だと思いますか」と尋ねたところ、彼らはしばしば、それが明らかに間違った選択である場合でも、まさに自分が実践していることを具体的に説明しました。

なぜCompulsiveタイプは行動を変えられないのでしょうか?
研究チームによると、これは「認知と行動の統合の失敗」によるものだとされています。
すなわち、「知っていること」と「実際にやること」を結びつける力が低下しているのです。
これは依存症やギャンブル問題、慢性的な自己破壊的行動と共通する特徴でもあります。
ちなみに、267名のうち、約26%がSensitive型、47%がUnaware型、27%がCompulsive型に分類されました。
そして、この3タイプの分布は、6か月後の再テストでも大きく変化しませんでした。
つまり、罰に対する反応の傾向は単なる気まぐれではなく、「性格に近い安定した特性」である可能性が高いのです。
特にCompulsive型は50歳以上の高齢層に多く、年齢による認知柔軟性の低下とも関係している可能性が示唆されました。
この研究が明らかにしたのは、「罰を与えれば人は学習して行動を変える」という前提がすべての人に当てはまるわけではないという事実です。
社会制度においても、罰金や健康警告、ルール違反への処罰などが「効果的ではない」人たちが一定数存在するのです。
たとえば、繰り返し飲酒運転をする人や、生活習慣病のリスクを知っていても過食を止められない人も、この「Compulsive型」の可能性があります。
そのため今後は、「敏感型」「無自覚型」「固執・強迫観念型」という行動特性に応じて、オーダーメイドな介入が必要になるでしょう。
認知行動療法やコーチング、依存症治療、さらには犯罪予防においても、この分類が活用される可能性があります。
もしあなたや家族、また友人が、自分を傷つけると分かっているのに、その行動を繰り返してしまうなら、それは本人だけではどうしようもない問題なのかもしれません。
誰かの助けが必要です。
どこに助けを求めりゃいいのさ
かと言って言われたら素直に従うだけのロボットも困ってしまいますしね。
今どきは人工知能ですら人の言うこと聞かないこともあるくらいですから、そういうのでいいんじゃないかと思いますよ。
言うことを聞いてくれない人もいる、それだけ理解しておけば十分ですよ。
言えば自己破滅型のこうした性質が淘汰されていないことが驚きです。何らかの利点もあるのでしょうか。
「(自然)環境」という外部情報システムは生命個体と比べてはるかに複雑だからね。
記事の前2者のおよそ75%は人間の社会のスケールでは、合理的なんだけど、最後の固執タイプの重要性は「複雑なシステムはパターンやルールそのものが変わる場合が(希に)ある」という事への種としての対応可能性を担保出来るということだと思うよ。
固執タイプの行動選択は画一的ではなく、個別の主観で歪められたもので、合理的・客観的ではないが、「エラーを含む処理」と考えれば、彼らは種の選択肢・判断にランダム性を与えてくれている。
安定した期間では厄介者だが、種というスケールでは、おそらく合理的。
言い換えれば、善悪の基準(人間の社会的基準)ではおそらく悪だが、種としての最悪(滅亡など)を回避しやすいという意味では必要だった。
しかし、彼らが集団の重要な意志決定に関わると全滅しかねない。
「通りすがり」さんも言われているように、変化し続ける環境に対する探索行動を担っているのだと思います。
コロンブスもマゼランも自己破滅型ではなかったのでしょうか。マゼランの航海の275人の乗組員のうち、わずか18人しか生還できませんでした。
淘汰じゃなく、いわば枠にハマらない変異種といことでしょう。
それはもしかしたら、進化のようなものかも。
環境に馴染む側じゃなく、新しい環境を必要とする側になっていってるのかもな。
でもさ、それゲームだよね。
海賊が出る海には宝船も出るかもしれないけど、
そういう情報は秘密にされているって思うのも一つのロジックじゃない?
コロンブスやマゼランは目の前の損得より探究心が勝ったと思えば、
学ばない人と言うより、どんな犠牲を払っても知りたい人つまり、
最強に学びたい人って事になるんじゃない?
Compulsive型が身近にいたら諦めるしか無いのか
もしくはもの凄く強力な罰を与えるとか?
歴史的には死刑や終身刑や強制入院など
罰から学習することができない人でも物理的に行動を制限されたら行動を変えるしかない
日常生活でもの凄く強力な罰を与えると逆にこっちが悪者にされてしまいそうだね
その人から離れるのが合理的かな
>言うことを聞いてくれない人もいる、それだけ理解しておけば十分ですよ。
そういう話をしているのではないと思います。
人にはこういう特性があり、どうすべきかという話ではないでしょうか。
固執・強迫観念型の対策方法が知りたいね。どうすればこのタイプの人々の行動を修正出来るのか。
彼の行動を変えるために必要なものはペナルティではない、というだけでは?
あー
報酬を与えて行動が変わるかですか
割合としては似た感じになりそうだけど
某大統領とかそんな感じするし
負の相関があるかもですね
両方海賊が出る様になったら上に立てるからやってるのでは
このポイントは換金できるんだろうか?
でなければ、ハイスコアを狙うメリットが何もないと言うか、時間や神経を使うだけ損まである
確かに、「本当の報酬」に左右されてる可能性はあるかもしれないですね
「得点高かったら報酬弾むよ」っていうなら本気で取り組みそう
自己破滅型以外だけだと短期的な戦略整合性だけで環境に敏感になりすぎるから
長期的に不利に見えても探索する役割が一定数必要なんでしょう
この機能の犠牲者ともいえる
興味深いね。
もう少し掘り下げるなら、「環境情報からパターンを推測する能力」と「他者の意見で行動を変えるか」などを、この発表のテーマである「失敗や罰への反応」の文脈から分離して細分化してもいいかも知れない。
例えば、最後の固執タイプは、得た情報から因果を予測するパターン認知能力が弱いか、予測できても行動の変更方法を自分で構成できないか、持説に固執するために人の意見を拒絶するかあるいは反発するのだと考えられる。
しかし、この「人の意見」に関する要素では、敏感タイプにも同様の「人の意見を聞かない」者が混ざっている場合もあるかも知れない。
敏感タイプは予測能力も行動修正能力も充分なので、「他人の意見に対する感受性」がこのタイプだけが計れていない。
知り合いの息子さんがまさにこのタイプ
高学歴なんで勉強はそれなりにできるんだろうけど
サイフとか鍵とか大事なものも含めて持ち物をすぐになくしちゃう
そこは全然直らないし、本人に直す気があるのか分からない
って親御さん嘆いていた
あの手この手で改善するように取り組んできたけど
どうにもならなくてもう諦めているって
こういうタイプはどうしたらいいんだろうね
デジタルウォレット 電子マネー
スマートロック
等にして、所有物を無くせばいいのでは?物の使用後は定位置に片付けて戻す習慣をつけるとか。
この様な人達は集団の中で害になりがちだけどあの人の様にはなりたくないあの人の様な振る舞いはしないでおこうと言う様な多数派の人の反面教師や行動修正を促す役割があるんですね
やってみなくちゃわからねぇだろうがぁ!!!!!
的な?
痛い目みて、それで変わってくれるんなら良いんですよ
痛い目見てるはずなのに、またやらかすから困るわけです
うちの父親がそう
里親に出されたところがそういうタイプの人だったからだけかもしれないが
負担になっても行動を変えられないのは、例えばアスリートやアーティストも似た側面があるのだろう。
苦しくてもその苦悩を何処かで欲しているのかもしれん。
知人に「俺は痛い目を見ないと学習しないからな」と言ってる人がいるんだが、彼はどっちの型なんだろう?
一見すると「無自覚型」の様ではあるけど、そういう自覚がある上で改善しようとしないのは「固執・強迫観念型」のような気もする。
ここに来て変わらない人を変えようとしている人は、変えようとしてうまくいかなかった経験がないのか、それとも自分自身が変わらない人なのか
今の時代にパ◯ンコとか宝くじとかやってる人はCompulsive型多そう
私も糖尿病のリスクあると知ってても炭酸飲料やめられないのでCompulsive型
どうにもできないなら殺すしかないだろ
ウチの会社にも居ます。Compulsive型の人が(以下穀潰し)。
とにかく自分がいかに楽をできるかに固執するあまり、いくら注意されてもまったく態度を改めません。
配送の仕事なんですが、自分が早く帰るために決められた時間を守らず、何度も同じクレームが入ります。そのクレームは病院からで、病院だけはこれ以上のクレームは許されないということで、その穀潰しはこのコースから外されました。
配送は前半と休憩を挟んで後半に別れてて、後半は早く帰るために時間ガン無視で早く終わらせようとしますが、前半は早く帰ると休憩まで時間が余って作業が発生するので途中勝手に休んで配送に時間がかかったように日報を書いています。
運行管理者が見かねて問い詰めると、『ドラレコ見ながら電話しているんだけど…』と言われるまで配達していると嘘をつき続けていたそうです。
その穀潰しはこのコースも外されました。
ではその外されたコースは誰が変わりに走るのか?
もちろんその穀潰し以外の我々です。
今その穀潰しが走れるコースは一つだけで、残りのコースを他の配送員で交代で走らなければならず、シフトが過密になるという実害が出ています。週休二日もできない状態です。
当の本人は一つのコースだけ走れば良いので、悠々自適に週休二日していますね。
挙げ句一言も何の断りもありません。
僕も見かねて『何の断りも無いんですか?』と言うと、『会うことないやん』だそうです。
普通『ちゃんとごめんなさいしたの?』と聞かれて『いなかったからごめんなさいできなかった』が通用するのは幼稚園までで、小学生にもなれば『自分からちゃんと謝りに行かないと駄目でしょ?』と注意されるだろうと僕は思っているので、その穀潰しの知能は幼稚園児並みだと容易に推察できます。
ここまで有害でも、やはり今の時代解雇したりできないんでしょうかね?
この穀潰しがウチの会社で働き続ける以上、自分を含めた他の配送員はその尻拭いをし続けなければならない訳ですが、僕以外の人は我関せずといった態度で特に何かしらの行動を起こすつもりはなさそうですが、この暴挙を許容する余裕は僕にはありませんので、辞めてもらいます。
今は新しい人が入って引き継ぎができ次第、辞めてもらう手筈になっています。
自己破滅で完結するなら何も言いませんが、実害が出るなら排除し続けます。
彼を迷惑な存在と感じるのその通りなんだろうけど、前半を早く終わらせて帰ると他の作業(彼にはとって罰)をさせられるということを学び、行動を変化させてそれを回避しているところを見ると、Compulsive型とは言えないんじゃないかな。
ここはあなたの溜飲を下げるためのところではないです。
といったところであなたは場違いなコメントを今後控えられるのか。
Compulsive型にも色々なタイプがありそうですね。
Compulsive型って、ここ数年の大半のアメリカ人だと思うのです。どう見ても同じ失敗を言われても繰り返している。
興味深いです。
罰の強度や種類についてもう少し深く検証してあると、なおいいですね。
たかだか200万年程度では大きく進化しないってことじゃない?
そもそも変異種を片っ端から駆除するのがいいとも思わないけどなあ
合理的な行動が人類を破滅させるような事態を招く際に、非合理的な人は生き残るかもしれないわけだし
本能というモノの限界であり、全体的なLimiterなのでは、だから、そこが全体の終わり。終わりに向かわないよう祈る。
近くにいる人が被害を受けるタイプの固執型が一番嫌だな………
助けるって言っても、実際現場で助ける人は一人の人間だし、金貰っても誰も助けたくない場合もある
しかも、その助けが本人が亡くなるまで継続的に…ともなると…
ネガティブなコメントが多いけど、人類の種としての安全装置でしょ
罰の認識が人によって違う事を考えるべき
「ゲーム内のペナルティ」「金銭の損失」「人間関係の悪化」等
我々が罰と認識している事象が罰にならない事がある
そうですよね…
ルール作ったり、ルール無視したり、
従わせたり、従わなかったり、
金配ったり、金巻き上げたり、
罰与えたり、罰せられたり、
数百人、数国くらいの統計とって
開示して、ご苦労さまです
多様性が種を存続させることを理解しないCompulsive型ばかりで草
罰とかリスクがどうとかよりもハイリターンを狙ってるのかな それとも本人はやめたくてもやめれないのだろうか 興味深いですね