最も有名な「アースライズ」の写真
一般的に「月から見た地球」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、1968年12月24日にアポロ8号の宇宙飛行士ビル・アンダースが撮影した「アースライズ(地球の出)」のカラーフォトです。
黒い宇宙空間に青く輝く地球が浮かび上がるその写真は、環境運動にも影響を与え、「かけがえのない地球」という意識を世界に広めました。

しかし科学的な観点から見れば、最初に月から地球をとらえたのは、やはりルナ・オービター1号によるあの白黒のざらついた写真でした。
1966年8月23日、マドリード近郊のロブレド・デ・チャベラ追跡局に送られたその画像は、技術的には「地球の出」の元祖といえるものです。
当時は今のように高性能なCCDカメラもなく、画質は粗く、白黒写真だったため、地球はかすんだ半月のように見えました。
それでも人類が初めて「自分たちの故郷を外から眺める」ことに成功した瞬間は、科学史における大きな一歩だったのです。
宇宙は地上に比べるとチリ少ないですから写真撮るとすごく綺麗に撮れるんですよね。
ボケなくてクリアな写真が撮れて写真やる人には最高の環境です。