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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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40光年先に「第二の地球」を発見した可能性 (2/2)

2025.09.10 12:00:51 Wednesday

前ページなぜ系外惑星「TRAPPIST-1e」が注目されるのか

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ウェッブ望遠鏡がとらえた大気の手がかり

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Credit: canva

そこで登場したのが、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)です。

研究チームは、JWSTに搭載された赤外線観測装置「NIRSpec」を用い、TRAPPIST-1eが恒星の前を通過する瞬間の光を観測しました。

もし惑星に大気があるなら、恒星の光の一部が大気中のガス分子によって吸収され、スペクトル(光の波長のパターン)に特徴的な暗い線として表れます。

観測を繰り返すことで、その大気の有無や成分を探ることができます。

今回解析されたのは4回分の通過データです。

結果は「決定的」とは言えないものの、いくつかの重要な示唆を与えました。

まず、TRAPPIST-1eが形成初期に持っていた「一次大気(主に水素やヘリウム)」は、恒星からの強烈な放射線によってすでに失われている可能性が高いとされました。

これは予想通りの結果です。

次に問題となるのが「二次大気」の存在です。

地球もそうであったように、一次大気を失った後、火山活動などによって二酸化炭素や窒素といった重いガスからなる新たな大気を再形成することがあります。

研究者たちは、TRAPPIST-1eにこの二次大気が存在するかどうかを探りました。

観測結果は、金星のように二酸化炭素が非常に濃い大気や、火星のように希薄な二酸化炭素大気ではない可能性を示しています。

また、水素が豊富な大気モデルも支持されませんでした。

その一方で、窒素を主体とし、少量の二酸化炭素やメタンを含む大気というシナリオと一致する兆候が見られたのです。

窒素主体の大気といえば、まさに地球の特徴そのものです。

地球の大気の約78%は窒素で占められています。

今回の結果はまだ曖昧で、追加の観測が必要ですが、もし確認されればTRAPPIST-1eはこれまでで最も「地球に似た」系外惑星となるかもしれません。

さらに、もし大気が存在し液体の水を保持しているなら、TRAPPIST-1eの表面には地球の海のような環境が広がっている可能性もあります。

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40光年先に「第二の地球」を発見した可能性 (2/2)のコメント

40光年先に第二の地球があるとしたら向こうにも知的生命がいる可能性はありましたらどんな生き物なんだろ?アバター見たいな感じかスターウォーズのような星か?

    それなbot

    それな

    赤い彗星

    モビルスーツで大気圏突破できるかどうかザンジバルならば大丈夫のはずだ。

タテヨコナナメ

(;¬_¬) あ”〰️ね〰️【第二の地球】ね。マァ一部の超お金持ちの【選ばれし上級国民の皆さん】だけで【移住】しはって…不自由かこちながらいちから新たな文明築かはったらエエんちゃ〰️うカッテニ? ウチはソーマデシテイキノコランカテ…メンドクサイカラ地球でフツーにタヒんでいきたいかな?(( ̄_|ビンボウニンハオヨビジャナイヤロシww

    夢も希望もない、寂しいコメント…
    何も言うことありません。
    お大事に!

    ゲスト

    まず80光年の距離を理解されていますか

    ゲスト

    きも

    もんだ

    すみません笑っちゃっいました(笑)同じ気持ちなので❢

ニジサンジ

光速の1/100ぐらいのスピードで往復して8000年、惑星調査だな。む?8000年の間動く機械なんて作れないのか?どうやれば調べられるんだぁ。。。。。

    さっささ

    その8000年のうちに進歩したテクノロジーによる画期的なナニモノかがその古い観測機器を追い越していくんでしょうね、きっとw

    そこらへんのあるくきのこ

    ①自己複製を行う機械を製造・管理
    ②意識を高速通信で3Dプリントした人体に転送or遠隔操作
    ①については既に完成
    ②についてはNTTのIOWNに類似する技術で可能になる可能性あり

    んあ?

    秒速3000KMで8000年飛び続けて、途中の星間物質に被弾する確率は相当なものだと思うが、豆粒大の隕石でもロケットが吹き飛ぶほどのインパクトがあるから緩衝材で保護しても無理じゃね?機器の劣化やら乗員のメンタル崩壊やらもね。

ペンキン

もし、だい2の地球があるならば、私たち人類はすぐに、そちらへ移動しなければならない。いまの地球は、人類のすみかとして、不具合がでてきているからです。

    ゲスト

    その不具合起きてる原因は本当我々人間のせいだと思いますよ。今まで地球を痛めつけてた結果だと思う。

    人類

    一応最終氷期も生き延びたんだけどな人類は。
    それ以前に今すぐ40光年彼方へ旅立って行ける能力がないわな。
    第2の地球が人類が生存するに相応しい環境とも解らないしな。

    私はその考え方が、間違いだと思います
    そもそも環境が適していたとしても、重力に適応できず不自由な暮らしになるからです

ヤマノフモト

地球があり人類がいるのだから、第2の地球そして生き物が存在しても何ら不思議じゃない、むしろ生きてるあいだに、宇宙のどこかに生命体を確認してほしいものだ

ゲスト

最近の発見じゃなくて草

しょーもない記事書くなよ

ポコペン星人

実は私、その星から来ました。
地球の方がマジ住みやすいです。帰る気、ありません。

    ゲスト

    あっそ

ゲスト

もしかしてその星からUFOが来てるのかなぁ……

わか

その前にワープ開発しないと行けないですし、人が行った所でマンガじゃないので一から文明作るなんて無理なんで、それで?ってしかならない

ゲスト

地球みたいな星?この宇宙に地球みたいに生命体がいる星は有りません。確率の問題ですが、この宇宙が1京個あればもしかしたら誕生してるかも!たとえあったとしてもどうやっていくの?40光年先って言うけど、観測もほぼ推測に過ぎませんか。

    のぽ

    この宇宙は無限の広さ我々地球より文明の発達した星も無限にあります

影丸

人類は後2000年で絶滅すると言われている。本当に地球と似たような星が存在しても40光年では行けもしないし、話にならない!

地球上の生き物

地球上で生かされている人間が勝手な事を繰り返していると地球が怒って💢😠💢人間は消滅される事が分かっているはずだが⁉️
近年世界中で天変地異の前兆が発生しているのに、愚かな数人の権力者は何を考えているのか、否今の権力者が人間消滅の使者か✈️⁉️

    ゲスト

    なお、権力者はこんな実現が不可能なことには興味がなく、目の前の金と人脈と名声に夢中な模様。
    権力者がもう少し科学や自然に興味があれば、ここまでひどい社会情勢や異常気象にはなっていないはず。
    このまま行くと人類は莫大な資金がかかる人類生存法(もしあったとすれば)よりも目先の利益を求める権力者のせいで滅ぶでしょうね。
    1番勝手なのは一般市民でしょう。何も知らずに知ろうともせずに好き勝手にやって、文句ばかりいう。研究者は未来の地球と人類のために必死になって研究してますよ?

ゲスト

我らは行けなくても人類の繁栄が続く可能性が増すと思えばまあ夢のある話
研究ってもんは未来への投資
何かの進みが見られるだけでも気分は良くなるってもんよ

うーん
もう少し近いなら現実感があるけど
少し遠いなぁ
マクロス船団でも厳しいかな~❓️

ゲスト

地球とは異なるアミノ酸の生物、
我々にとっては毒物だろうな

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