人間の恋愛エンジンは「生身かどうか」を気にしないのかもしれない

今回の研究により、アニメのワイフやハズバンドに向けられる性的なドキドキ、心のつながり、本気の愛は、現実の恋愛とかなりよく似たルールで生まれている可能性が示されました。
見た目は主に性的な惹かれに、性格と「自分と似ている感じ」は感情的なつながりと恋心に関連しており、三つがそろうと「このキャラと付き合いたい」と感じやすくなる、という構図です。
フィクション相手への恋は、決して“なんちゃって恋愛”ではなく、人間同士の恋愛エンジンをほぼそのまま使っているように見えるのです。
このパターンは、過去の恋愛研究ともきれいにつながります。
現実のカップルでも、外見の魅力が性的な興味を強め、性格の相性や価値観の近さが長期的な愛情を支えることが知られています。
著者たちは、ワイフ/ハズバンドへの惹かれ方がこうした理論と一致していることから、架空のパートナーへの愛着も、人間同士の恋愛と似た心理メカニズムで説明できるのではないかと考えています。
フィクションだから特別な変わった感情が働くのではなく、むしろ「いつもの恋愛回路」が、そのまま画面の向こうに向いているだけなのかもしれません。
ある意味で、この結果はかなり過激です。
人間の恋愛エンジンは、「相手が生身かどうか」よりも、「どんな外見で、どんな性格で、自分とどこが重なるか」を見て動いているように見えるからです。
この研究が投げかけるインパクトは小さくありません。
論文では、近年孤独感が増え、結婚率が下がっているというデータに触れつつ、フィクションのパートナーは今後、友人や家族、恋人との関係と同じくらい重要なものとして見なされるかもしれないとも書かれています。
実際すでに、スマホの中で「恋人のようにふるまうチャットボット」や、恋愛ゲームのキャラに毎日メッセージを送る人たちが世界中にいます。
技術が進めば、こうした相手はもっと自然に話し、こちらの気分を読み取り、ますます“本物”に近づいていくでしょう。
またこの研究成果を応用すれば、「どんなキャラがどんなタイプの“好き”を生みやすいか」を意識したキャラクターデザインのヒントになるかもしれません。
例えば、短期的なドキドキを狙うなら外見の魅力を強調し、長く愛されるキャラを作りたいなら、共感できる性格や読者と重なる部分を丁寧に設定する、といった発想です。
技術の進歩によって、フィクションの恋人は「いつでも呼び出せる存在」になりつつあります。
研究者たちは、フィクションと現実はそれほど違わないのかもしれないと述べています。
もし人工知能が人間と変わらないくらいの会話能力を得たならば、推しキャラを超えて人間同士のような「付き合い」に近づいていくかもしれません。




























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vrchatの相手にガチ恋しちゃう人も結構いるらしいですからね。
女遊びし慣れてるけどしてしまったという人がどこぞのゲーム情報サイトでその記事書いてたくらいです。