ターゲットは「記憶の分解酵素」
アルツハイマー病では、神経伝達物質「アセチルコリン」が減少することが知られています。
アセチルコリンは学習や記憶に深く関わる物質であり、その不足が認知機能低下の一因と考えられています。
そこで標的となるのが、アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)とブチリルコリンエステラーゼ(BChE)です。
既存の治療薬の多くも、これらの酵素を阻害することでアセチルコリンの量を保とうとします。
研究チームは、アロエベラの葉から知られている11種類の化合物を対象に、これら2つの酵素とどの程度強く結合するかをシミュレーションしました。
酵素に強く結合できれば、アセチルコリンの分解を抑えられる可能性があるからです。
その結果、特に高い結合親和性を示したのが「ベータシトステロール(beta-sitosterol)」でした。
AChEおよびBChEの両方に対して比較的強い結合エネルギーを示し、二重阻害の候補として浮上しました。


























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