本番はここから、「頭痛期」と「後発期」
第3段階:頭痛期
多くの人が「片頭痛」と聞いて思い浮かべるのがこの段階です。
ズキズキと脈打つような頭痛が現れ、吐き気や嘔吐、光や音への強い過敏が加わります。
対処や治療をしない場合、この状態は4〜72時間続くことがあります。
この段階では、顔の感覚を伝える三叉神経が異常に活性化し、「カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)」というタンパク質が放出されます。
これが脳に痛みとして認識される一因です。近年は、このCGRPの働きを抑える注射薬も登場しています。
また、脳の延髄にある嘔吐中枢が活性化することで、吐き気や嘔吐が生じます。
つまり頭だけでなく、複数の脳ネットワークが同時に巻き込まれている状態なのです。
第4段階:後発期(ポストドローム)
激しい頭痛が去ったあとも、すぐに元通りにはなりません。
「片頭痛の二日酔い」とも呼ばれる後発期が待っています。
この段階では強い疲労感や集中力の低下が見られます。
脳が正常な状態へ戻ろうとエネルギーを使っているためです。ここで無理をすると、前の発作が完全に終わる前に次の発作が始まる「重複発作」につながることもあります。
段階を知ることが最大の武器
片頭痛は、突然襲ってくる不可解な痛みではありません。前兆期、オーラ期、頭痛期、後発期という4つの段階を経る、一定のパターンを持った神経学的現象です。
自分が今どの段階にいるのかを理解できれば、早めに薬を使う、休息を取る、無理を避けるといった具体的な対処が可能になります。
「また頭痛が来た」と嘆くのではなく、「いまはどの段階か」と考えること。それが、片頭痛に振り回されない第一歩なのです。






























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