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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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「火星のテラフォーミング」に新たな手法を提唱 (3/3)

2026.04.01 17:00:24 Wednesday

前ページエアロゾルは勝手に広がり、温暖化を加速する

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それでも残る課題「火星の気候」は予想以上に複雑

とはいえ、この方法にもまだ多くの不確実性があります。

例えば、気温が上昇すると水蒸気が増え、これ自体が温室効果を強める可能性があります。

一方で、エアロゾルが雲の核となってしまうと、粒子が大気中から除去され、効果が弱まるかもしれません。

さらに、粒子同士が結合して重くなれば、地表に沈降してしまう可能性もあります。

火星の大気は、地球と同様に多くのフィードバックが絡み合う複雑なシステムであり、今回の研究はその一部を明らかにしたに過ぎません。

「火星を温める鍵」は空気の動きだった

これまで火星のテラフォーミングは、「どれだけエネルギーを投入できるか」という問題として考えられてきました。

しかし今回の研究は、その見方を大きく変えるものです。

重要なのは、エネルギーの量ではなく、「大気の動きをどう利用するか」でした。

人工エアロゾルは単なる温室効果ガスではなく、大気循環を巻き込みながら温暖化を増幅する「トリガー」として働く可能性があります。

火星を地球のような惑星に変えるには、まだ数多くの課題が残されています。

それでも今回の研究は、「火星を温めること自体は不可能ではない」という現実的な道筋を示したと言えるでしょう。

遠い未来の話に思えるテラフォーミングですが、その第一歩はすでに「空気の中」で動き始めているのかもしれません。

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「火星のテラフォーミング」に新たな手法を提唱 (3/3)のコメント

ゲスト

マーズドリーマーズってフランスのドキュメンタリー映画でアメリカンなフロンティア精神wって皮肉るの面白かったけど、破壊と搾取だけして後始末押し付けるのが移民国家の国民性ってあるんだろうとおもうこのごろ

ゲスト

火星の温暖化が成ったとして、そんなエアロゾルうようよの中で人間は生きていけるのだろうか

    ゲスト

    確かに…
     アスベスト粒子と同じくらいの粒子にまみれているわけだから、じん肺や肺ガンが頻発しそう…

    ゲスト

    外の放射線はどうしようも無いし低気圧も低いんで簡易的な宇宙服やフェイスヘルメットだけは必須なのかもしれない。
    惑星を改良するのではなく、
    もう人間遺伝子から改良して放射線にも低温にも様々な環境に適応する生命に自己進化させたほうが早いかもしれない。

    なし

    そもそも火星大気には酸素がないので、そのままでは呼気出来ません、月面と同じように宇宙服が必要でしょう、これを10℃ 0.5気圧まで上げれたらガスマスクだけで活動出来ます、これが第一の目標です
    地球と同じような大気にするのは次の次の目標です

    ゲスト

    10℃ 0.5気圧まで上げたとしても、そもそも火星大気には酸素がないので、ガスマスク(吸気中の有害物質を除去するだけのマスク)だけで活動する事は不可能です。重い酸素ボンベも必須です。
     そもそも火星の大気圧は平均で750Paに過ぎず、気温を10℃に上げて極冠のドライアイスを気化させたところで、火星の極冠に存在するドライアイスの量は大気中の二酸化炭素の量の8割程度に過ぎませんから、合わせて1350Pa、約0.0133気圧に過ぎません。
     これに水蒸気を加えたとしても、10℃における飽和水蒸気圧は1228Pa(約0.0121気圧)に過ぎませんから、全部合わせても0.0254気圧であり、目標の0.5気圧の半分程度にしかなりません。

    ゲスト

    そもそも磁場のガードがないのでいくら大気をいじろうが限界があります
    巨大磁力システムができないと厳しいです

    ゲスト

    地球の地磁気は平均すると 100 万年に 1.5 回の割合で逆転を繰り返していて、逆転が起きる時には何年もの間、地磁気が消滅と言っても良いほど弱まります。
     直近では約77万年前に地磁気逆転(=一時的な地磁気消滅)が起きましたが、人類の系統は絶滅しませんでした。
     ですから、大気層を十分に厚くする事が出来さえすれば、磁気ガードは必ずしも必要ありません。

ゲスト

電磁波の波長の半分未満のサイズの粒子はその電磁波を素通ししてしまうから、エアロゾルが火星表面から放射される赤外線を吸収するためには、エアロゾルの粒子の直径をその赤外線の波長の半分の長さと比べて十分大きなサイズにする必要があります。
 ウィーンの変位則によると、-55℃における熱放射のピーク波長は約13.3μmですから、エアロゾル粒子の直径は最低限7μmくらいは必要となります。
 地球における雲を構成している水のエアロゾル粒子の粒子径の大きい方の限界サイズは直径20μmであり、それを超えると落下速度が速くなり、雨として地上に落下してしまうそうです。
 火星の場合、地球と比べて重力は37.9%、大気密度は概ね1.122%ですので、もし火星大気中に水のエアロゾルを浮かべるとすればそのエアロゾル粒子の直径は、エアロゾル粒子1個の質量を「落下方向に対して垂直な方向における投影面積」で割った値が(直径20μmの水滴と比べて)0.01122÷0.379≒0.0296倍となる0.592μm以下にしなければなりません。
 密度が1000kg・m^3の水ですら粒子径を0.592μm以下にする必要があるのですから、水よりも密度が高いグラフェンやアルミニウムだと更にサイズを小さくする必要があり、-55℃における熱放射を吸収するために必要なサイズを確保出来ません。
 ですから火星の場合、エアロゾルで温暖化を促進する事は難しいのではないかと思います。

ゲスト

単純に温めることより、ちょうどいい温度を維持するのが難しそう

ゲスト

>テラフォーミングとは、他の惑星を地球のような人間が住める環境に変えること

なのだから、火星表面を水が液体でいられる温度にするだけではテラフォーミングとは言えません。
 人間が住むためには大気中の酸素分圧が18000パスカル以上なければ窒息しますし、たとえ酸素分圧が2万パスカルでも、大気中に酸素以外の成分が少なくて酸素濃度が高くなってしまっていれば、静電気火花等の些細な火種でも猛烈な火災が発生してしまいますから、窒素等の他の成分で酸素を薄める必要もあります。(他の成分で酸素濃度を下げた状態で、酸素分圧が2万パスカル以上になるように大気圧と酸素濃度を調整する必要がある)
 火星には酸素の原料となる酸化物は岩石や砂の中に大量に含まれていますが、酸素を薄める成分は圧倒的に不足しています。
 火星にはドライアイスとなった二酸化炭素がありますが、その総量は火星大気中に存在する量と比べて8割程度に過ぎず、火星表面の平均大気圧が僅か750パスカルである事を考えると、火星の二酸化炭素では酸素濃度薄めるには全く足りません。
 火星には水があると考えられていますが、水蒸気の圧力は温度によって決まってしまい、60℃でも2万パスカル弱に過ぎませんから、人間が生きていける温度では酸素濃度を薄める役には立ちません。
 地球の大気で酸素を薄めている主な成分は窒素ですが、火星には窒素はあまりありませんから、火星にある窒素では酸素を薄める役には立ちません。
 地球やタイタン(土星の衛星)には大量の窒素が存在していますが、人類が将来扱う事が可能になるかも知れない資源量やテクノロジーでは、一つの惑星の大気に匹敵する量の物資を輸送出来るだけの数量の宇宙船を建造する事は無理だと思われます。

 従って、資源量の関係で、火星をテラフォーミングする事は不可能だと思われます。

Y

大気の問題だけでなく紫外線どころか、かなりの放射線が太陽からも降り注ぐ。普段もそうだがフレアが起きたらおそらく何SVとかのレベルで苛烈な放射線が降り注ぐので地上にいたらパワードスーツの中でも建物内でも死ぬことになるだろう。長期的には全く無理なはずだ。(比較すると土星は付近に行っただけで数十SV食らって数時間で死ぬ。モビルスーツの中でも難しいだろう)地球のようなヴァン・アレン帯(地磁気)の防護が火星は無いためですが、克服には火星のコア自体を活発化する事が最初の必須条件のはずですが、笑っちゃうくらいの無理難題で全くそんな技術ないし。
技術に取り組むのはいいと思うが、地球人類は地球の大気のテラフォーミングすらまともに出来ないのであと数百年で破滅的に文明崩壊して人口激減し、緩やかに絶滅して行くが間に合わない笑。
なんにせよ人間自身を遺伝的にも改良が要ると思う。どうするんだよ,,,俺たちは遠くないうちに滅びちまうぞ!

    ゲスト

    地球の地磁気は平均すると 100 万年に 1.5 回の割合で逆転を繰り返していて、逆転が起きる時には何年もの間、地磁気が消滅と言っても良いほど弱まります。
     直近では約77万年前に地磁気逆転(=一時的な地磁気消滅)が起きましたが、人類の系統は絶滅しませんでした。
     ですから、大気層を十分に厚くする事が出来さえすれば、放射線は問題にはならないと考えられます。

ゲスト

仮にシミュレーション通りになるとして、今やったら効果が出るのは、何十年後?年百年後?何千年後?なんだろうか?

ゲスト

わざわざ宇宙まで行って、他の惑星をテラフォーミングしてまでまた重力の井戸の底に行かんでいいだろ。
遺伝子改変で耐放射線能力を高めてスペースコロニー暮らしの方が効率的。

    ゲスト

    スペースコロニー暮らしなら放射線は外壁で遮蔽されて入ってこないから、遺伝子改変で耐放射線能力を高める必要は無いですよ。

ゲスト

果たしてテラフォーミングできたとして重力に適応できるのでしょうか
長期的にも短期的にも現実的でないです

    ゲスト

    普段から錘を背負って、大リーグボール養成ギプスのようなものを装着してたら、筋肉量や骨密度が低下するのを抑制できたりしないかな…

ゲスト

ドーム都市でいいじゃん

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