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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
health

睡眠の回復感が高まる「夢」が明らかに

2026.04.13 17:00:28 Monday

「しっかり寝たはずなのに疲れが取れていない」と感じたことはないでしょうか。

睡眠の質は、単に長く眠ることだけでは決まらないとよく言われますが、その「質」を左右する意外な要因が明らかになりました。

イタリアのIMT高等研究院ルッカ校(IMT School for Advanced Studies Lucca)の最新研究により、「どんな夢を見たか」が、睡眠後の回復感に大きく関わっている可能性が示されたのです。

具体的には、内容がより鮮明で没入感がある夢ほど、目覚めた後の回復感が高まっていました。

研究の詳細は2026年3月24日付で学術誌『PLOS Biology』に掲載されています。

One Type of Dream Could Make Your Sleep Feel More Restful, Study Finds https://www.sciencealert.com/one-type-of-dream-could-make-your-sleep-feel-more-restful-study-finds The paradox of sleep: the more we dream, the more rested we feel https://www.imtlucca.it/en/comunicato-stampa/the-paradox-of-sleep-the-more-we-dream-the-more-rested-we-feel
Immersive NREM2 dreaming preserves subjective sleep depth against declining sleep pressure https://doi.org/10.1371/journal.pbio.3003683

深い睡眠とは何か?従来の常識と研究の方法

従来、深い睡眠とは「脳波がゆっくりになり、意識がほぼ消えた状態」と定義されてきました。

つまり、も見ない完全な無意識の状態こそが、最も回復的な睡眠だと考えられてきたのです。

ところが現実には、夢をよく見た夜のほうが「よく眠れた」と感じることもあります。

この矛盾を解明するため、研究チームは睡眠中の主観的な体験に注目しました。

実験では健康な成人44人を対象に、睡眠研究室で合計196夜分のデータを収集。

参加者は高密度脳波計で脳活動を測定されながら眠り、主にノンレム睡眠第2段階(N2)の最中に何度も起こされます。

起床直後には、次のような点が詳しく尋ねられました。

・直前に夢を見ていたか

・どのような体験だったか

・どれくらい深く眠っていたと感じたか

このようにして、「脳の状態」と「本人の感じた睡眠の深さ」を直接比較することが可能になりました。

次ページ回復感を高める夢の正体とは?

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