「慣れ」は必要だが、手首の負担を減らすかもしれない
Ovoについて開発側が特にアピールしているのは、従来のマウス操作で生じやすい手首への負担を減らせる可能性です。
一般的なマウスでは、手首を机の上に置いたまま、前後左右に細かく動かす操作が続きます。
短時間なら問題にならなくても、長時間の作業では手首、前腕、肩に疲れを感じる人も少なくありません。
一方Ovoは、本体を机の上で何度も滑らせるのではなく、手の中で傾けたり回したりして操作します。
特に相性が良さそうなのは、連続的な移動や回転操作が多い作業です。
たとえば動画編集では、タイムラインを左右に移動しながら細かな位置を探す場面があります。
従来のマウスでは、ドラッグ操作を何度も繰り返す必要がありますが、Ovoでは本体の連続的な回転によって、こうした移動をより自然に行える可能性があります。
立体物を扱うデザインソフト、プレゼン中の画面操作などでも、従来のマウスとは違う操作感を得られるかもしれません。
もちろん、Ovoは万能なマウスではありません。
細かなクリック精度が必要な作業や、従来型マウスに最適化された作業では、今まで通りのマウスの方が使いやすい場面もあるでしょう。
また、Ovoのような新しい操作方法には、どうしても慣れが必要です。
私たちはすでに、普通のマウスを手元を見なくても扱えるほど使い慣れています。
しかしOvoでは、傾き、回転、タップ、スワイプといった動作が画面上の操作に結びつきます。
最初のうちは、自分の手の動きがカーソルにどのように反映されるのかを覚え、その違いに慣れていく必要があります。
ちなみにOvoは、現在、Kickstarterでの早期支援価格119ドル(約1万8700円)、予定小売価格は199ドル(約3万1200円)とされています。
Ovoは、マウスを「机の上で滑らせる道具」から「手の中で傾けて操作する道具」へ変えようとする興味深い試みです。
それが本当に手首にやさしい新しい操作手段になるのか、それとも一部の作業に向いた個性的なガジェットにとどまるのかは、実際の使い心地にかかっています。






























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