Credit:OpenAI,ナゾロジー編集部
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初性交年齢が早いほど「寿命」に不利な傾向、遺伝研究で判明 (2/2)

2026.07.12 22:00:38 Sunday

前ページ遺伝情報から「初性交年齢と将来の健康」のつながりを探る

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なぜ初性交年齢と老化が結びつくのか?

当然ですが、初性交という出来事が直接体を老化させるわけではありません。

今回の結果から見えてくるのは、若い頃の行動は、人生を通じての生活習慣と関係する可能性があるという事です。

たとえば、若い時期に始まった喫煙や乱れた生活習慣は、長年続けば呼吸器や心血管系に負担を与え、活動量や筋力の低下を通じて虚弱につながる可能性があります。

長年の喫煙習慣から起きる肺の病気「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」が大きな媒介候補に挙がったのも、初性交年齢の早い人には、喫煙などの健康リスク行動が多かったためです。

しかし、これだけではまだ、両者に何が共通しているのか見えてきません。

そこで手がかりとなるのが、今回の研究で示されたADHD傾向です。

ADHDの特徴の一つである衝動性は、十分に先の結果を考える前に行動へ移りやすい傾向を指します。

つまり、初性交年齢が早い人は、先のことを考えずに行動に移る衝動性が高く、そうした傾向の人は喫煙など健康上の危険を伴う行為もあまり考えずに習慣化する可能性が高いと考えられるのです。

※今回の研究は衝動性そのものを測定していないため、初性交年齢が早い人全般にこの説明を当てはめることはできません。

また先ほど述べた通り、遺伝的に初性交年齢が早い傾向を持つ人では、親の寿命も短い傾向が示されました。

本人の性交開始年齢が親の寿命を変えるとは考えにくいため、この結果は、親子で共有する遺伝的傾向、健康習慣、経済状態、教育環境などが、子どもの行動と家族全体の健康の両方に影響している可能性を示します。

なお、この研究の遺伝データはヨーロッパ系集団に限られるため、日本を含む他の集団にそのまま当てはまるとは限りません。

また、共通する遺伝的な項目を調べていますが、まだ明確に因果関係が証明されたわけではありません。その点には注意を払う必要があります。

今回の結果は、初性交年齢の早さという行動の特徴が、人生を通じた健康に影響する遺伝的な要因と共通している可能性を示すものです。

こうした一見無関係に見える要因同士が一種の指標になるかもしれない、というのは興味深い結果です。

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