報酬を踏み倒した隣人に、どう仕返しするか

研究チームは、米国の1つの大学に通う18〜25歳の学生248人の回答を分析しました。
参加者の約82%は女性でした。
性格や日常の問題解決への自信に加え、うそを工夫したり、不当な扱いへの仕返しやいたずらを考えたりする頻度を尋ねています。
発想課題の舞台は、隣人とのトラブルです。
隣人に部屋の改装を手伝ってほしいと頼まれ、報酬を約束されます。
ところが仕事を終えると、隣人は「そんな約束はしていない」と支払いを拒みます。
参加者は、この相手への独創的な復讐案をできるだけ多く書き出しました。
現実には実行しない案でもよい、と伝えられています。
回答は、参加者の性格などを知らない2人の評価者が、独創性と悪意の程度を別々に採点しました。
研究チームは案の総数に加え、「相手に害を与え、かつ独創的」という両方の基準を満たす案の数を調べました。
たとえば、隣人を単純に殴る案は、悪意はあっても独創性に乏しいとされる一方、隣人の庭に侵入性の植物を広げるような案は、長期的に相手を困らせる発想として、より独創的だと評価されます。
結果として、自己愛の強い人や、過去の悪意ある行動・発想を多く申告した人ほど、有害性と独創性の両方を備えた復讐案を多く挙げる傾向がありました。
とくに過去の行動・発想との関連は、自己愛を含む性格や問題解決への自信を考慮しても残りました。
単に「自己愛が強い人は、以前から仕返しもよく考えていた」という重なりだけでは説明できなかったのです。
一方、サイコパシーやマキャベリズムの強さと、今回の復讐課題の成績との明確な結びつきは確認されませんでした。
「ダークな性格なら何でも同じように復讐の発想につながる」という結果ではなかったのです。




























