男女で差が出たのはなぜ?「体のサイン」をめぐる説と残る課題

なぜ男女でこれほど差が出たのかについて、研究チームは以前から唱えられている説の一つを挙げています。
それは、男性は自分の気持ちを判断するときに体のサインに頼りやすく、女性はまわりの状況の手がかりにより目を向けやすい、という説です。
この研究に関わっていない、ポルトガル・リスボンのヨーロッパ大学(Universidade Europeia)健康科学部のルイ・ミゲル・コスタ助教は、「スリルのある体験は、多くの人の恋愛生活を盛り上げるかもしれません」と述べています。
コスタ氏はまた、今回の結果はほかの研究とも一致すると指摘しました。興奮する場面を経験したあとに、異性への性的な興奮や魅力の感じ方が高まるという研究です。
もっとも、この論文はまだ査読(ほかの専門家による内容のチェック)を受ける前の段階のものです。
参加者は大学のキャンパスで集めた130人で、男女の違いも探索的な分析で見えてきたものなので、今後さらに確かめていく必要があるでしょう。
それでも今回の実験は、少なくとも男性では、画面の向こうの相手へのときめきに、直前の自分の体験が混ざりこんでいる可能性を示しています。
「この人、いいかも」と感じたその気持ちは、相手の魅力だけでなく、そのときの自分の体の状態も一緒に作り出しているのかもしれません。





















