AIの発見を「確かめる」ことがなぜ大切なのか

この仕組みには、まだ分かっていないことも多く残されています。
研究者たちはまだ、この酵素が実際にはたらくのか、くり返し配列から作られるRNAを本当にDNAへ写し取るのか、ウイルスの中で何をしているのかを示せていません。
有名な遺伝子編集の道具「CRISPR(クリスパー)」に似ていることも注目を集めました。
しかし、似ているからといって、ARTが遺伝子を編集できるわけではありません。
それはこれから調べるべき可能性であって、確かめられた使い道ではないのです。
そしてAIの発見を確かめることの大切さは、Anthropic自身の報告からも読み取れます。
追加で10回行った探索では、AIのエージェント(自分で手順を決めて作業を進めるAI)はくり返し配列を見逃していました。
関係する配列を直接渡されれば、それに気づけるモデルもありました。
とはいえ、目の前に差し出された模様に気づくことと、自分の力でそれを見つけ出すことは、まったく別の話です。
今度「AIが新発見」という見出しを目にしたら、その後ろには、酵素を先に見つけた研究者や、データを公開したチーム、実験台に向かった人たちが並んでいるのかもしれません。
研究室でも職場でも、いちばん頼りになるのは「誰が先に言ったか」をこっそり残しておく、地味な記録係なのかもしれません。





ダラダラ研究してるのが手柄に繋がらない時代になってきたね
AIの流行で知識や娯楽といったものはこれまでのように表に出してみんなで使うものから仲間内だけで秘匿しながら使うものに変わりそうですね。
中世の暗黒時代再びってやつです。
前は教会が原因でしたが今度はAIっていう。