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なぜ? 救急搬送された男性の血液が「ミルク色」に変化する事件が発生 (2/2)

2019.02.27 Wednesday

前ページ発覚した異常数値

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従来の方法ではムリ!瀉血を行う異例の事態

男性にも同様にこの措置が取られたのですが、血中の脂肪分が異常に高すぎて、機械が詰まってしまう事態が発生。そこで医師たちが切り替えたのが、異例の「瀉血(しゃけつ)」という血液を体外に排出する方法です。

まず男性の血液を1リットル抜き取り、代わりにドナーの健康的な血液を体内に注入します。そしてこの作業を複数回行なったところ、血中のトリアシルグリセロール濃度は無事下がっていきました。

2日後には、「プラスマフェレシス」の機械にも詰まらない程度に脂肪濃度を下げることができました。そして5日後には症状も緩和され、男性は一命を取り止めました。

「プラスマフェレシス」と「瀉血」の組み合わせ措置は世界初のことで、手術を行なったケーター医師とコハネク医師は、心臓血管を専門とする各国の医師たちから賞賛を受けています。

なんとも恐ろしい事件ですが、ここまでの事例はまずないとのこと。とりあえず牛乳は今まで通り飲めそうです。

25年間ヘビの毒を趣味でキメてきた男、その体が血清の宝庫となってしまう

reference: livescience / written & text by くらのすけ

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