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え、そこ光るの? 恋人を探すために「骨」を発光させるカエルがいる (2/2)

2019.04.03 21:00:25 Wednesday

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発光は「恋人探し」や「天敵への警告」のサインかも

Pumpkin toadletが発光することを発見したのは、研究チームがカエルにUVライトを当ててみたときでした。画像を見てもわかるように、背中と頭部が見事に青白く光っています。

この蛍光プロセスは、カエルが外部の光の波長を吸収して、それをもっと長い波長で体外に再放射していることで成り立っています。皮膚や羽が発光する生物の存在はこれまでも知られていましたが、このカエルの光る部分はなんと骨です、骨。

Credit:NYU Abu Dhabi

発光を可能にしているのはカエルの極端な皮膚の薄さなんだそうで、特に薄い頭部と背中の皮膚はおよそ7マイクロメートルの厚みしかありません。それから黒色の色素が欠けていることも、光を体外に通す役割を担っています。

グーテ氏は「UVランプの下でしか人の目には見えませんが、もし他の動物たちがUVライトなしで見えるなら、メスへのアピールや天敵への警戒色として活用している可能性がある」と話しています。

また蛍光色の光度は幼生のときに弱く、大人になるにつれて強くなることも分かっており、このことからも恋人探しに体の光を使っていることが推測できます。

外部の光が必要なので自ら発光することはできないそうですが、例えば月明かりでポッと光るとしたら、とてもロマンチックな合図ですよね〜。

reference: zmesciencemongabay / written & text by くらのすけ

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