プラスチック容器の落ちないニオイが、塩水で簡単に落ちることをご存知だろうか。
ジプロックなどに染みついたキムチなどのきついニオイは洗剤で洗っても消えないが、以下の方法でニオイが落ちるという。
ジップロックみたいなプラスチック容器。例えばキムチみたいなものが入ると、洗剤で洗っても匂いが消えない。そういう時は、塩小さじ半ぐらいに、水を入れて降るなどしてゆすぐと、匂いが取れたりましす。主夫の知恵。 pic.twitter.com/ekwJ14p8yz
— 「ゆくふむ」と猫秘書「はしろ」で運営中 (@yukufumu) September 4, 2018
塩小さじ半で作った塩水を容器に入れ、10秒ほど振って水でゆすぐ
え、たったそれだけ? と言いたくなるほどカンタンだ。
ジプロックだけでなく、タッパー、プラスチック製の弁当箱にも使える。
ネット上でも「マジでニオイ消えた」「洗っても取れないカレーのニオイがとれた」などの声が上がっているようだ。
でも、塩水に消臭効果なんてあったっけ?
不思議に思った編集部は、さっそく話題元の以下のツイ主さんに質問をぶつけてみた。
質問1. タッパーに塩水が消臭効果を発揮するのはなぜ?
仮説になりますが、匂いは容器の細かい傷などに吸着していると考えられ、塩水による浸透圧の差によって吸い出せるのでは。
「青菜に塩」という言葉を知っているだろうか?
細胞膜に食塩を振りかけると、細胞の外から中に入る水の粒よりも、中から外に出る水の粒の方が多くなる。そのため細胞の中の水はどんどん外に出ていき、細胞はしぼんでしまう。青菜に塩とは、塩によって青菜に含まれる水分が外に出てしおれてしまうことだ。
この現象と同じようにタッパー容器のキズに付着していたニオイ成分が、塩水によって吸い出されてしまったというのだ。
なるほど。塩に消臭効果があるのではなく、塩による「浸透圧」効果の可能性があるようだ。