なんで燃え尽きちゃうの?
この症状は、発症前は周囲が心配するほど熱心に仕事に取り組んでいるような人ほど、陥りやすいようだ。
熱心に仕事に取り組んでいた時期と、大きな仕事を終えた後の精神的な落ち込みの落差が非常に激しいという特徴がある。
発送すると、とにかく何もする気が起きない。人と距離を置きたがる。突け離す様な態度を取る。事務仕事に専念する。何をやっても成し遂げたという実感が持てない。またはそれを予期することで達成感が薄れる。という状態が見られるようだ。
なんか当てはまる、という人は注意した方がいいだろう。
この症状が問題化している原因について、心理学者は「職場の労働者に対する要求が大きくなっている」ことを挙げている。
現代の多くの人々は少ないリソースからより大きな成果を出すことを要求され、正しく労働を評価されない場合が増えている。
そうなると、大きな仕事ほど、達成感が薄れ、やりがいを感じづらくなる要因になる。また、大きな仕事をこなしても達成感を得られないということへの予感が、新しい仕事へ取り組むことへの嫌気に繋がっている。こうした連鎖が、プライベートな物事に対しても意欲を失わせてしまうのだ。
この解決には、職場の誠実さや共感、思いやりが重要だと心理学者は述べているが、1つには自分たちでもやりすぎには注意するということも必要なのだろう。
求められている以上のことを無理してやることはないという、心の余裕が仕事に取り組む際には重要なのかもしれない。