性別や年齢は悲しみにどう影響する?
悲しみは、ホルモンの変化によっても引き起こされます。特に女性は、生理周期による身体の変化や更年期にともなって、気分が大きく左右します。深刻化すると、月経前症候群に発展することも。
一方で、男性の多くは、「男らしさ」を体現しなければならないと信じており、人前で泣くことを良しとしません。このため、感情を覆い隠し、自分の心の中だけに留めることがあります。これが、後々になって出現することで、悲しみの感情が噴き出します。
また、ドーパミンやセロトニンの欠乏も、悲しみを引き起こすと言われています。
さらに、年齢も悲しみの背景にある要因の1つです。たとえば、うつは思春期や老齢期によく観察されます。高齢者はしばしば幼児と同程度の手厚いサポート・ケア・仲間を必要としますが、これらが欠けている時に悲しみに陥ることがあるのです。
加えて、薬やアルコール、鎮静剤の摂取が、悲しい気分に結びつくこともあります。