最後に…
悲しみの背後にあるさまざまな要因を理解したところで、私たちは「一見すると理由が無さそうな悲しみにも、実はそれを引き起こす記憶や経験が存在する」という結論に到達することができます。
この問題に対処するには、専門家へ相談したり、張り詰めた感情を解いて心の奥底に溜まった気持ちを開放する「浄化」を行うことが効果的でしょう。
抱えている不安や考え過ぎる性格に、あなた自身をコントロールされてはいけません。過去のことを深く考え過ぎていることに気づいた時は、そのことから注意を逸らし、忘れるようにしましょう。それはあくまでも過去の出来事で、変えることはできないのです。
あなたが変えることができるのは未来だけ。そして、それはあなた自身がどう自分の人生を導くかに掛かっています。できるだけ前向きでいるように努めましょう。また、あなたの心の健康に良い影響を与えてくれる人たちの側に身を置きましょう。
幸せへの第一歩は、ありのままの姿の自分を知り、受け入れることです。人生は試練であり、挑戦です。何かを失ったり、誰かに拒絶されたりすることは、誰の身にも必ず起こることであって、完璧にスムーズな人生を約束された人なんてこの世に存在しません。
『人生は、たった1つの出来事や、たった1人の人物のために止まることはない。人生は、常に進んで行くものである』
この言葉をいつも胸に刻みましょう。