POINT2:底砂の種類
市販のボトルアクアリウムでは、カラフルなビー玉だけのものや、色砂が入っていることがあります。しかし、ろ過フィルターがない以上、底砂がろ過バクテリアの住処になるので重視したほうが良いです。
そもそも、水槽に基本的についているろ過フィルターの役目はというと、水を浄化してくれる、ろ過バクテリアを住まわせることが目的です。
魚は排泄物やエラから水中に有害なアンモニア(NH3)を出しています。これを硝化細菌と呼ばれるバクテリアが、これまた毒性のある亜硝酸(NO2)に分解してから、毒性の低い硝酸(NO3 )に分解します。
このアンモニア(NH3)の割合はPHと水温が高くなるほど増えるので、水質をアルカリに傾けない底砂にします。サンゴ砂はアルカリ性になるのでやめましょう。PHが下がり、水質が弱酸性に傾くソイル(土)系が良いかと思います。
あわせて生体もアルカリ性を好まないものにします。また、表面積が増えるほどバクテリアの住処が広くなるので、多孔質な底砂がより良いです。