初日にやること
まず、ガラスボトルの中にソイルを3センチほどの高さまで入れ(大きいボトルの場合、もっと入れてOK)、石などの装飾品を配置します。
ボウルに水を入れてカルキ抜きを添加し、ガラスボトルにゆっくりと注ぎます。それから温度計を取り付けて、水草を入れます。
置いておくと水が澄んでくるので、貝を買っていたら投入します。貝を入れるメリットは、食べ残しや苔を食べてくれ、生態系が豊かになること。また、排泄物を出すので、ろ過バクテリアの繁殖に一躍かってくれることや、生き物が増えて目に楽しいところです。
デメリットは貝が卵を産むと見栄えが悪くなることや、蓋を付けないと脱走すること。それに水替えをしないとPHが低くなって殻が溶けるので、ときどき意識して水替えをしましょう。
なお、おすすめな貝は石巻貝やシマカノコガイ、ラムズホーンなど。ただ、前者2種は粒粒の白い卵をよく産み(淡水では孵化はしない)、ラムズホーンはとにかくよく殖えるので注意です。
直射日光にあたらない、明るいところに置きます。光のあたらないデスクのうえにインテリア的に置くなら、このようなライトを使うとオシャレかもしれません(自然らしさからは外れますが)。
この時点では、まだ水を浄化するバクテリアは繁殖していないので、魚は入れずに1週間待ちましょう。
なお、酸素不足にならないよう、蓋はゆるくしめて密閉しないでください。特に夏場は水温が上昇しやすいので、酸素が水に溶けにくく、酸素不足になりやすいです。
100円ショップでも売っている鉢底ネットを蓋のかわりにかぶせると、水温上昇をやわらげる面でも良いと思います。水が蒸発するのでこまめに足してあげましょう。
水温が30℃を超えるようなら、温帯魚で耐性があるとはいえ、エアコンのある部屋に置いたり、側で扇風機をかけてあげたりするのが望ましいです。