4. 自分ではない人間になろうとする
内向性は社会不安とは異なるものですが、内向的な人が本来の自分とは違う人間になろうとして、それが上手くでき無かった時に失敗したと感じることで、社会不安に陥る可能性は十分にあります。
たとえば、パーティーでうまく立ち回ろうとして不自然でぎこちない振る舞いをしてしまい、ぺちゃくちゃと話し過ぎたり、反対に無口になったりして、ついには負け犬のような気分でパーティーを後にする…といった状況です。
こうした問題を解決する鍵は、自分自身を理解して、受け入れることです。私たちは、自分がどんな人間で、自分の強みが何なのか、自分がどんなことに喜びを感じ、どうすれば自分らしくいられるのかを知る必要があります。
ありのままの自分を許すことは、不安に対抗するための訓練の1つ。外向性という点では劣っていても、内向性においてはピカイチであることを、自分に言い聞かせましょう。内向的であることによる成功体験を積み重ね、それらの経験をできるだけ頻繁に自分に思い出させることが大事です。
また、パーティや飲み会を早めに抜け出すのを自分に許すことで、誘ってもらった時にずっと気軽に「Yes」と返事をできるようになります。