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北磁極がシベリアへ向けて急速に移動を開始!?世界磁気モデルが更新か (2/2)

2019.12.20 Friday

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磁極反転は起こりうるのか?

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オーロラは地球磁場と太陽風の衝突で起きる。/Credit:depositphotos

磁極の大きな移動と聞いて気になってくるのが、磁極反転(ポールシフト)と呼ばれる現象です。

これは地球のN極とS極が反転してしまう現象です。

この現象は、たびたび大量絶滅と結びつけて語られることが多いため、大変な出来事のように考える人が多いかもしれませんが、最近の研究によると、実際は地球上でかなり頻繁に発生している現象で、もっとも最近起きたポールシフトは78万年前です。

その上でポールシフトを地球の歴史から見ると、生物学的には目立った影響は確認できないと言われています。

ただ、現代の私たちの生活はナビゲーションシステムに依存したものになっており、このシステムには北磁極が重要な役割を果たしています。

生物学的な意見はともかく、人類にとってありがたいことでないのは明らかです。できれば予想通り磁極の移動は減速して大人しくなってくれることを願いたいものです。

なんにせよ、直ちに影響はないのでご安心ください。

やはり不可能エンジン「EMドライブ」は不可能?正体は地磁気か

【編集注 12.23 9:30】
タイトルに一部不正確な点があったため、修正して再送いたしました。
reference: sciencealert,NOAA / written by KAIN

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