biology

摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 (3/3)

2020.03.11 Wednesday

前ページキラリティーとは

<

1

2

3

>

量子生物学の生体量子コンピューターへの応用

画像
Credit:depositphotos

今回の結果は、生物が量子である電子のスピン方向を制御できることを示した初めての研究です。

電子を金属に吐きだすことで呼吸するオネイデンシスを研究材料に選ばなければ、このような成果は得られなかったでしょう。

今回の研究成果を利用すれば「スピントロニクス」を利用する電子デバイスの開発が可能となります。

スピントロニクスとは、電子が持つ電荷とスピン方向を工学的に利用する分野のことで、量子コンピューターにとって特に重要な技術です。

またスピントロニクスをタンパク質を用いて実現することで、生体分子由来の量子コンピューターの開発が可能になります。

もしかしたら将来の量子コンピューターは、生物のように呼吸するのかもしれませんね。

単細胞へ”逆進化”中!?「呼吸しない」多細胞動物が初めて報告される

reference: sciencealert / written by katsu

<

1

2

3

>

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

生物学のニュースbiology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!